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病床に花を
晩年 花はあまり好きじゃないけれど
私が床に臥せたら病床に花を飾ってね
悪い考えばかりが浮かんでは消えるが
案ずるより産むが易し 目を開くんだ
それのみが現実だから 惑わされない
首ったけの君に金と暇を擦り付けるよ
どうだ?嬉しいか 私は何も出来ない
だから要らないと言えば要らない物だ
日本語も怪しくなってきた夜宴進む頃
私は病床に臥せって考え事をしている
いつか死ぬ そういう事を改めて言う
それに関してムカムカする時もあるか
簡単なゲームだ 守る必要すら無いさ
結局私はあの日言葉を失ってから無だ
もっと胸高鳴る気持ちの良い事したい
それも若者に任せて私は綿菓子になる
ペロペロ舐められて変な雲みたいな色
そんなもんさ 花はいつか枯れるけど
人生は粘り強く戦うべきだと私は思う
愛は語らぬままリモニウムになりたい