175/900
私は冷たい霊安室にて生き返る
北の詩人くたばったと一報あり
バッタみたいに飛び立った様子
それが最初からの希望だったし
それが最初からの絶望だったし
生まれてこの方呆けた事が無し
風に骨は攫われ花と舞い踊るよ
またいつかきっと会えるだろう
夕闇に微かに光る星明りの1つ
せめて名前だけでも残したいよ
諦めたらそこでゲームオーバー
言いたい事なんて別に無いけど
君達よ 末永く幸せに暮らして
時に暗い夜にCRY良いじゃん
誰にも弱みを見せないのならば
しからば 男と女無敵のラバー
私は冷たい霊安室にて生き返る
詩を書く為に 死を再度味わう
そんな苦しみも敵ですら無いさ
何度も門を叩き続け開かれる道
タオとは生き方その物の美しさ
だからきっと私達は幸せを掴む
いつの日にか終わりが来るとも
私は冷たい霊安室にて生き返る
魂の質量無視して目指す土地へ
まるで不死鳥のように繰り返す