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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
Life
151/900

巣立ち

どうせなんだからさ

私は24人いる 捨て鉢

それもまた嘘で自分が一番可愛い

それもまた嘘で結局は一番水臭い


恥ずかしがりで淫らで定義出来ない

しなくても良い


あの日田んぼのど真ん中案山子みたいに

ぶっ建てられた中学校を卒業した 桜よ


終わった青春 それから流転してスダチかカボスか

甘酸っぱい恋に 酢豚 食欲優先のスポーツマンも

机の一番下に隠したエロ本にドキドキときめいてた

どうせなんだからさ これってマジックワードだよ

頭でっかちじゃ目立って仕方が無いよねシャンプー


それぞれにクロスする道筋も舗装されれば匂いを消されて

体臭はそれほどキツくなく 大衆に鼻つままれない程度で

ニキビ痕が目立つ程度の清潔感の溢れた少年だったかなぁ

回想してみれば特段面白くも無いありふれている普通の人


どうせなんだからさと唱えてもいつまでもここが居場所じゃないし

いつまでもここに居続けられる確証も無いんだ そして人はいつか

仁世から巣立ってく それぞれがそれぞれの悲しみ抱きしめながら

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