確か
確か昔語り部は黙ったと書いた気がする
そして今度は黙るより強い沈黙が訪れた
語り部は 死んだ もう過去は忘らるる
そう それは僕だったのかも知れないな
飛べない豚は何とやらとかいうアニメか
苦しいと言うなとそれが美学と言う物か
毎日美味い飯を食うんだろう 俗物めが
貧乏が正義じゃないから話さないでくれ
退屈に殺されるんじゃないかと怯えてる
確か若い頃 まあ今も若いけど違ってる
重い 荷物が これ以上背負えませんよ
ただでさえ毎日死にたい気持ちと戦って
息も絶え絶え 胃は痛いしここに魂騙す
それを記してきたんだろうな 理解越え
声が無ければ叫べない それも辛いだろ
ダンサーの腰つき 僕はいわくつきの月
太陽には成れなかった 夜に咲く月見草
言葉は無意味なのか 意義があるのかと
疑った夜にベテルギウスは超新星爆発か
オリオンの右肩に腰掛けて休める日まで
確か青春と呼ばれた時代があったと思う
それもまた光速で過ぎ去ってしまったな
理想論にはあまり興味は無い 旅する心
こことそこが気持ちが良いって何処だよ
そんな事よりも速く進もう 船出するよ
僕はまだ終わりじゃないと叫ぶ事もある
だがそれも未知でベットする根拠も無い
最終的には死ぬ事も無く ええ嘘だろと
みんなをビックリさせる 世界を変える
確かそんな話を学生時代した気がするよ