35話 友人への評価
「あいつ女子の中に1人だけ男でいるんだぜ。下心があるに決まってる」
「いいよなー。楽してハーレムじゃん。女子野球部メンツやべーし」
友人が下心なしで女子野球部を支えているのは、友人をよく知るクラスメイトや友達であれば、茶化すことはないが、友人のことを知らなければそういう目で見られることも仕方ないといえば仕方ない。実際このような声を聴くこともある。
「気にしないで。友人君がまじめにやってくれてることは知っているわ」
「あ、別に気にしてませんよ」
もちろんそれを1番よく分かっているのは女子野球部のメンバーである。その声が聞こえると友人に気遣いをかける。
友人本人はそこまで気にしていないが、女子野球部メンバーは気にしていて、生粋がよく声をかける。
「ふっ、彼がそのような存在であれば、そもそもこの神聖ディバインに入ることができるはずもない」
「そのような考え方そのものが非合理的です。彼の頑張りを無視して、勝手なことをいう人の言葉など響きません」
「友人はいい人よ。それにやさしいし」
「お優しくてまさに理想の男性です。そのような心ない言葉があることが悲しいです」
「もうちょっと下心があってもいいくらいだよ」
「あいつは違う。このスーパー美少女に何もしてこないんだからな」
「私は見られてるけど、下心はない」
「ちょっとおせっかいだけど……、うん、悪いやつじゃない。べ、別に好きとかじゃない!」
女子メンバーがのきなみそれを女子の友人に話すので、自然と2年生、1年生メンバーには友人のいい評判が広がっていく。
すると、自然に女子同士はうわさが広がっていくので、そのような声が強くなっていくのであった。
女子に評判が広まっていけば、家事上手な主夫系男子で女子の評価は上がり、友人の悪口をいえば、女子からの評価は下がることになるのであった。
高校生の男子はもちろん女子に嫌われたくないので、そのような声をいうことはできなくなるのであった。
【友人への悪評がなくなった】
友人のウワサ③
肉より野菜が好きらしい




