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051 専門家同士の会話とか最早別言語

なんでこんなに遅くなったかと言いますと······なんででしょう。

ぜんっぜん筆が進まない。


あとさり気にキースの口調が変わり、語尾がカタカナになりました。今後はもう口調の変更は無いと思います。
















「神性?」


 ソウリューズ全メンバーが集結したせいか、窮屈に感じる蒼流の自室で、蒼流が呟きを漏らす。


「うん、古来より存在を信じられてきタ。──いや、確定されてきた〝神〟のみが保有する特殊な魔力の総称サ」


 答えるのは自称〝ソウリューズの頭脳〟ことキース・カルマリオンだ。

 現在ソウリューズの面々は、これから話されるであろう彼が解明したと言う狂化の秘密に耳を傾けていた。


「そもそも魔物っていうのは身体の大部分を魔力で構成しているんダ。脳や神経もネ。そこに異質の魔力である〝神性〟が混じり込ム。それにより体内の魔力循環、そして体内の各器官に異常をきたシ、結果、脳の超強化による思考回路の凶暴化と、神経にかかる多大な負荷により繊細な動きができなくなるのを代償として、肉体能力の飛躍的向上を可能にしてるってとこカナ?」


 いや何言ってるか全然分からん。異次元の会話やめろ。


「なるほど、そういうことだったのですか······」


 神妙な顔つきでヤミリーが頷く。


 え?分かったの?


「うん、確かに原理的には可能だね」

「──でも······難しい」

「ま、先ず神性を扱える人なんて······」

「でも意図的に暴走させられてるってことでしょ?」


 サミ、シル、クーラ、リリエルの順に考える素振りを見せる女性陣。


 わー、あったまいー!ぼくとディランくんはまったくりかいできないやー!


「ならばその者を倒しさえすれば解決というわけだな!」


 ディランの抱えた頭が器用に大きく頷く。


 この裏切り者めッ!!分かってないの俺だけじゃねえか!!


「俺もそう思うぞ」


 ······取り敢えず同調しーとこ。


 あたかも理解してる風の強キャラ感を蒼流は全力で醸し出す。


「さて、こっからが本題なんだけど」


 全員の顔を見回したキースが、神妙な顔つきで言い放つ。


 すいませーん、本題入る前に僕の理解力がゴートゥーダークでーす。


「はたしてブラッドって奴が黒幕なのかどうかだよ」


 え?急にあの人の話題になったけどなんで?・・・・・・そういえばミアさんトマトにシュートしたままだったけど大丈夫かな・・・・・・。


「······それはないんじゃないかしら?神性を操れる人間なんてそうそういるもんでもないでしょ」


 リリエル、目の前にいるよ、神性使える奴。エクスカリバーから神性受け取らないと戦えない奴。


「で、でも、神性の宿った何らかを持っている可能性は高いんじゃないでしょうか?」


 目線が迷子だよクーラ。超高速で飛行するちょうちょでもいるのかい?可愛いなぁ。


「──まあなんにしても、アイツを避けて通ることはできないだろうし、先ずは彼のギルド〝月の死神〟?について調べなきゃね」


 なんか凄いチラチラ見てきますねサミさん。捨てないって言ってるでしょーが。目のハイライトは今日もお休みですか?監督不行かな過ぎ届出しちゃいますよ?


「じゃあ、当分は〝月の死神〟の情報収集と目的の調査をシヨウ」


「「「「「「了解!」」」」」」



 ──ん?話終わった?
















今回の話


狂化は神性っていう異質な魔力が原因らしい。

狂化した魔物操ってたからブラッドが犯人かな?

神性操れる人間なんていんの?

でも確実に関わってはいるよね。

じゃあブラッドのギルド〝月の死神〟について調べてみよう!

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