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思いつきの短編

理解できないもの Part2

作者: 空音

 ある日、地球に大きな丸い物体が落ちてきた。

「なんだなんだ?」

 地球にいる人たちはそれに恐怖したが、同時に好奇心にも駆られていた。


「宇宙からの物体なら新しい元素があるかもしれない」

「地球外生命体がいるんじゃないか?」

「何か不思議な未知の力が宿ってたりして」


 地球上の様々な科学者が集まり、丸い物体の調査を始める。

「ん~、さっぱりわからん。いったいどんなテクノロジーで作られているのだろうか?」

 どんなセンサーも跳ね返し、表面からサンプルを採取することもできない。

 地球上の科学者たちは頭を悩ませていた。


 その頃、宇宙では……

「地球の人間が集まってきたぞ、そろそろ我々の贈り物を披露しようではないか」

 丸い物体は宇宙からの贈り物だった。

 宇宙人がボタンを押すと丸い物体が開いて中にはいろんなおもちゃが入っていた。


「なんだこれは?」

 地球で丸い物体を調査していた人たちは驚いた。

 恐る恐る中にあったものに近づいていく。


 見ると初めて見る良く分からないものばかりだった。

 ただ、中には手袋を嵌めると強力な力が湧いてくるものがあったりして驚くものもあった。

「これはすごい、研究しよう」

 科学者たちは喜び、おもちゃを持ち帰った。


 宇宙では……

「やった、地球人が喜んでいるぞ。次の贈り物も送ろう」

 そして再び丸い物体が地球に送られていった。


 丸い物体は田舎の辺ぴな所へ落ちていった。

 そこでもやはり「なんだなんだ?」と騒ぎになった。

 宇宙人は、よしよしと再びボタンを押して物体の中身を開いた。

 しかし周りにいる人たちはそれを見ても、生活に関係ないと思ってみんな立ち去ってしまった。


「あれ?おかしいな、喜んでくれないぞ?」

「落とすものが良くなかったのだろうか?さっきは喜んだのによく分からないな」


 宇宙人は見向きもされなかった理由が良く分からなかったがもう一度物体を落とすことにした。

 するとまた人々は集まり中のものを持ち去っていった。

 ただ、まじまじと見つめている人が多く、遊んでいる人は見当たらなかった。


「どうしたんだろうか?この星の人たちは遊ばないのだろうか?」

「おい、あそこを見てみろよ。石を積み上げてるぞ」


「あれは最初に落としたパワーハンドじゃないか」

「隣では最近落としたスケールが使われているぞ」


「なんだちゃんと使って遊んでるじゃないか」

「でもなんだか、辛そうな顔をしているな」


「いったい何をつくっているんだろう?」

「あれ?これお墓じゃないか」


「なんだ、全然遊んでないじゃないか」

「全く地球人の考えることは理解できないな」


 そう言い残して宇宙人は去っていった。

 地球人は宇宙人が落としていったものがおもちゃだとは気づかずに使っていた。

 そしてピラミッドを建てたのだった。


一応書いたけど、こっちは勢いに任せて書けなかった……

もう一捻り考えたい感じです。

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