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異世界部とかその前の哀しい現実について。  作者: クライン=スカーレット
1/1

異世界部と彼の残念な年

青春は歌われるもの。

…ではなかった?!

哀しい主人公系拒絶ラブコメディ、開幕!


1話:プロローグとかそういうんじゃなくて悲哀(恋哀)


「私と、別れてください。」

高校生活の第一歩は、遠距離恋愛の喪失から始まった。

で、入学式なんか聞いてる場合はなく、昨日寝なかったストレスを解消すべく寝ていた()。

というわけで、HR中。

「…暮。おい日暮。聞いてるのか。早く自己紹介をしろ。」

そういわれて俺は席を立つ。

「日暮 颯弥 (ひぐれ そうや)だ。趣味は読書。よろしく。」

…と、まぁ。単純明快で実に素晴らしい自己紹介(?)をして席に戻る。


ところで、さっきのお話なのだが、きっと皆様の半分はここを見て帰っただろう。

うん。3日目である。付き合ってから。

1つほど年下で、本人曰くちっちゃいらしいが、あったことないから知らん。

ただ、「横田 あおい」という名前だということは知っている。

ネットで知り合ってすぐ意気投合し、交際を始めた。(相手から言われた。)

そして審判の日、3日目。別れてくれと言われた。

理由?元カレをあきらめられなかったそうな。

…身勝手だろ。そりゃ。

そして彼女のスマホから放たれた言葉は「話はしてほしい」だの、「あなたに心揺さぶられたのは真実」

だのと、悪いのは俺か?身勝手かよ、まったくよぉ。

というわけで、悲しみに満ちているのだが、ここで俺は、現実逃避に他人の自己紹介を聞くことにした。

「私は、相馬 花音 (そうま かのん)っていいます。趣味は読書ですが、話題降ってくれたらなんでも答えます。一年間、よろしくお願いします。」

ええ。なにこれ。横の席の人じゃん。ええ。趣味以外が全く逆の人間だ。

というかだな、俺は今のネガティ文をたった机一列分で考え切ったのか。おう。すげえな俺。

「ねえねえ、日暮くんだっけ。趣味、読書なんでしょ?よろしくねっ」

と、お声がかかった。朝からいいフラグだが、あいにく俺は女子という身勝手な生物が嫌いだ。

いや、昨日嫌いになった。

「よろしく」

気も心ものっていない声で、俺は答えるのだった。

こんなのですいません。

ちゃんと来週までには次話だします。

異世界部の登場、お楽しみに。


ご愛読ありがとうございます。 クライン=スカーレット

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