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私の願い

作者: 未光
掲載日:2026/04/27

私はかれこれ何年働いているだろう

2、3年ぐらいだと思っていたのに

数えればもう8年それも交代が無いから他の子と比べて休みが少ない

そんで雑に扱われるから

身も心ももうボロボロだっていうのに

私を買った奴は

私に8年も一途に一度も浮気しないなんて

私とアイツは恋仲でも

なんでもないんだから

何股でもすれば良いの

そのほうが

こっちとしては有り難いんだから

たまにアイツと誰かが私の話をする

「もう別の子探したら?」

と誰かがアイツに話す

最初はこれでようやく私の役目が終わるとか思ってたのにアイツは

「長年付き合ってるし良いかな!」

だと

だーかーらー

私はアイツと恋仲じゃねぇって

まぁ恋仲じゃなくても使う事はあるか

まぁそんな感じのが何回かあったけど

毎回同じ感じでかわすし、

せめて交代制度があれば良いのに、

そしたら休みがもっと貰えるのに

てかみんな私の事

雑に扱いすぎ!

汚れるは暴れるは刺すはで

事前に対策は出来ただろうに

これもあれも全部アイツのせいだ!

そんなある日

また誰かがアイツに新しい子にするよう勧めた

私はいつものように、

かわすのだろうとうんざりしていた

しかし私の予想は外れた

「やっぱもうさすがに変えた方が良いかな?」

とアイツは誰かの意見に同意した

前々から望んでいた事なのに

一瞬

なんで?

と思った

私がいたのは気のせいだろう

アイツったらようやく一途じゃ無くなった

これでようやく他の子と同じぐらいの休みが貰えるはず

嬉しいからなのか落ち着きが無い

何かに怯えてるような気がした

そんなこんやで数日が立ち、

新しい子がやって来た

本当に迎いに行ったんだと驚きもあったけど

始めて後輩が出来て嬉しい気持ちの方が大きかった

後輩はとても綺麗な方だった

私みたいに身も心もボロボロにならないと良いんだけど

そんな風に後輩の事ばかり心配していた時

みんながアイツの手によって

後輩の方に行ってしまった

そしてアイツは私を撫でながら言った

「長年付き合って愛着が湧き貴方を手放せないで居たけどもうこれ以上貴方に無理はさせられないから今まで無理させてごめんね今までありがとうこれからはもうゆっくり休んでね」

そう言ってアイツは私を解雇し、

後輩を連れてどっかに行ってしまった

アイツが見えなくなった時にようやく気付いた

私は要らない子になったのだと

思えばアイツはいつも一途だった

そう考えれば私が要らなくなった

でも必要だから新しい子を連れて来た

考えれば分かる事だろうに

後輩も私と同じ様にアイツは一途に向き合うのだろう

休みが欲しかったはずなのに

こうゆうことじゃないとアイツに怒ってる私が居る

あの時なんでって思ったのは気のせいじゃ無かった

きっと私は私以外の子とアイツが一緒にいて欲しくなかった

ずっと私に一途でいて欲しかった

アイツは私の事雑に扱う所があるけど

どんなに他の子に比べて汚れていても

私を見捨て無かった

私はそんなアイツが……


落ち着きが無いのは嬉しいからでは無く

この事に気付いていたからかもしれない

何かに怯えていたのはアイツに捨てられると頭では分かっていたのかもしれない

それなのに……

私はいつもアイツとは恋仲じゃないって言ってたけど

あれはアイツに言ってたんじゃなくて

本当は私に私自身に言っていたのかもしれない

アイツとは恋仲でもなんでも無いんだから

他の子がアイツと一緒に居ても良いんだって

そう私に言いつけていたのかもしれない

他の言葉も全て私自身に向けた言葉なのかもしれない

今さらこんな事に気付くなんて

もうアイツには後輩が居る

私の所にはもう戻らない

休みなんて贅沢なモノなんて無くて良いから

どんだけ汚くなっても良いから

どんだけ雑に扱っても良いから

どんだけ……


また貴方の場所で働かせてください

そうどんだけ願っても働く事もおろか貴方に会うことも叶いはしない事を私は知っているのに私は願わずには居られない



そして私は今日も願い続ける

この暗い暗い少しの光も見えない所で

貴方の事を思い出しながら

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