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1章 魔法大学入学 ダンジョン探索訓練 堅牢

チーム堅牢行きます。

チーム3:堅牢のダンジョン探索

グレン先生の合図とともに、ダンジョンへと吸い込まれていくチームの列に、ヴィクトリア、フレッド、オルガ・フレイムのチーム・堅牢の姿がありました。彼らはその名に反し、足を踏み入れるなり、チーム内に張り詰めた空気が漂い始めます。


ヴィクトリアは無表情に杖を構え、フレッドは不機嫌そうに大盾を背負い、オルガは二人の間に立つようにして、小さくため息をつきました。彼らはそれぞれが優秀な能力を持つにもかかわらず、その協調性は皆無に等しかったのです。


1階層は比較的静かでしたが、彼らの間では既に小競り合いが始まっていました。通路の選択や、些細な物音への反応でさえ意見が食い違い、互いに冷たい視線を投げつけます。戦闘においても、その不協和音は顕著でした。


2階層へ降りると、魔物の気配が濃厚になります。前方からゴブリンの群れが殺到してきました。

「私が一掃するわ、どきなさい!」ヴィクトリアが冷たく言い放つと、フレッドが「無駄な真似はよせ!」と反発する間もなく、巨大な水流魔法を放ちました。ゴブリンたちは水に飲まれ、瞬く間にせん滅されます。しかし、その代償は大きかったのです。通路全体が深さ数センチの水たまりと化し、足場は最悪の状態になりました。


「おい、てめぇ!何してくれたんだ!」フレッドが水たまりを蹴り上げながら激高します。「こんな場所、まともに走れねぇだろうが!余計な手間を増やしやがって!」

ヴィクトリアは冷笑を浮かべます。「あなたたちが役立たずだから、私が片付けたのよ。文句があるなら、自分でやりなさい」

「このっ!」フレッドが今にも掴みかかりそうな勢いで詰め寄ると、オルガが慌てて二人の間に割って入ります。「まあまあ、二人とも!早くしないと他のチームに遅れをとっちゃうわよ!」オルガは、いつも通り二人の衝突をなだめようとしますが、彼女の声はどこか諦めを含んでいました。彼らは互いに不満をぶつけ合いながら、びしょ濡れの足元で何とか前へと進んでいきました。


3階層へたどり着くと、オークの群れの中に、一際巨大な影が見えました。それは、並外れた体躯を持つオーガです。オークとは比較にならない脅威が、通路の奥から彼らめがけて突進してきました。


「私が足止めするわ!二人とも、準備して!」オルガが叫び、その身から炎の障壁を生み出し、オーガの突進を辛うじて受け止めます。オーガの怪力に押され、オルガの足がわずかに地面にめり込む。その一瞬の隙を見逃さず、フレッドとヴィクトリアが同時に動きました。フレッドの放つウィンドスピアがオーガの脇腹をえぐり、ほぼ同時に、ヴィクトリアのアイスランスがオーガの肩を貫きました。二重の致命的な攻撃を受け、オーガはよろめきながら倒れていきました。


「私の風槍が決定的だったな!俺の槍がなければ倒せなかった!」フレッドが興奮気味に叫びます。

ヴィクトリアは鼻で笑います。「フン、私の氷槍が急所を貫いたからよ。あなたの鈍い槍なんか、飾りにもならないわ」

「何だと、このクソ女!」フレッドが再び激昂し、またも揉め始めます。

オルガは深々とため息をつきました。「二人とも、もういい加減にして!とにかく、倒せたんだから良しとしましょうよ…」彼女は心底疲れた様子で、もはや呆れを隠そうともしませんでした。


互いにいがみ合い、無駄な衝突を繰り返した結果、彼らの進軍は他のどのチームよりも遅れをとりました。肉体的、精神的な消耗も激しく、顔には疲労と不満が色濃く浮かんでいます。そして、最終的に3階層の奥深く、課題の目標地点で待機していたラガン先生の姿を見つけた時、ラガン先生の表情には、彼らが最後に到着したことへの明らかな失望の色が浮かんでいました。しかし、彼らがそれでもなお目標を達成したことには、かすかな驚きもあったようです。

実力あるけど喧嘩します。

ちょっと余裕あったらちゃんと書いても良いかな、

でも今日はサクッと行きます。

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