1章 魔法大学入学 ダンジョン探索訓練 疾風
疾風チーム
チーム・疾風:ダンジョン探索
グレン先生の合図とともに、各チームが次々にダンジョンへと吸い込まれていく中、リアム、エマ、シモンのチーム・疾風も、緊張した面持ちで通路へと足を踏み入れた。
彼らの足取りは、まだダンジョンに不慣れな様子がうかがえた。リアムは冷静に周囲を観察しようと努めるものの、経験の浅さからか、時折判断に迷いが生じる。エマは不安げな表情を隠せず、シモンは内に秘めた強大な魔力を持つが、まだそれを制御しきれていない。1階層は比較的スムーズに進んだが、彼らの間にはまだぎこちなさが残されていた。
2階層に入ると、魔物との遭遇が始まった。現れたゴブリンの群れに対し、彼らは最初、個々の能力をぶつけるように戦う。リアムは剣を振るい、エマは魔法を放つが、お互いの動きが噛み合わない場面が散見された。徐々に劣勢に立たされ、リアムとエマが通路の奥へと追い詰められていく。
その時、シモンの感情が高まり、魔力が暴走しかけた。リアムはとっさにシモンの名を叫んだが、狭い通路という状況が事態を悪化させる。シモンが放ったのは、敵味方の区別なく広範囲に及ぶ**「ロックウェーブ」**だった。地面から隆起した岩の波は、ゴブリンを蹴散らすと同時に、リアムとエマにも襲いかかり、二人はその衝撃で壁に叩きつけられた。
辛うじて無事だったが、二人は驚きと、わずかな怒りを含んだ表情でシモンを見た。シモンは自らの行為に恐怖し、呆然と立ち尽くす。この一件で、チームの連携は完全に崩壊したかに見えた。
3階層への階段を下りた後も、彼らの間には重い沈黙が流れていた。しかし、リアムはすぐに気持ちを切り替える。このままでは目標に到達できない。彼はシモンに静かに語りかけた。シモンもまた、自らの力を制御できなかったことを深く反省していた。エマは、シモンの様子を見て、そっと彼の肩に手を置いた。
オークとの戦闘が待ち受ける広間にたどり着いた時、彼らは決意を新たにした。リアムはオークの注意を引きつけ、エマはオークの動きを鈍らせる魔法を放つ。そして、シモンは広範囲の魔法ではなく、一点を狙う**「ロックバレット」**を確実に放ち、仲間を巻き込まないよう細心の注意を払った。彼らは互いの役割を再確認し、失敗を教訓に、一つ一つの行動を慎重に、そして丁寧に繋ぎ合わせていった。
彼らはもう、個人で戦うのではなく、チームとして、互いの失敗をカバーし、互いの力を信じて前に進んでいった。
そして、激しい戦闘の末、最後のオークが倒れた。彼らは肩で息をしながら、互いの顔を見合わせる。そこには、最初のぎこちなさや、2階層での恐怖はもうなかった。試練を乗り越えたことで生まれた、確かな信頼と絆がそこにはあった。
ほどなくして、3階層の奥深くで、課題の目標地点で待機していたラガン先生の姿が見えた。ラガン先生は、チーム・疾風の到着と、彼らの表情に浮かぶ確かな成長に、満足げな表情を浮かべていた。
疲れるので他のチームは淡々と行くことにしました。
あと、ダンジョンって野外活動で入っていたな、
矛盾ありそうなんであとで見直そう。




