国主催のゲームのプレイヤーになりまして。
夢で見た内容を思い出せるだけ思い出して、大幅に
加筆修正しました。物語の序章だけという感じ。
今まで見た中でも変ってて印象に残ったので。
目を開けるとそこには壮年男性。この方どこかで、
テレビで見た方に似ている?
少し髪型違うけれど。その男性が何か言っている。 私の出番?準備完了?ゲーム地点まで転送? え?
視界が暗くなる。
あれ?ここは? 街?
よく見ると半壊や看板が壊れて地面に落ちている。
あちこちから煙が立っている。
物音に振り返ると目の前に人、黒いフードかぶってなにか武器持ってる?あれはまさか魔法銃?
発射した!?そのままタンクみたいな物に当たって炎出て、爆発。破壊した。
タンクの近くにいた仲間は無事のよう。
でもタンクは破壊された。また被害が出たから点数も引かれるわ。
街の建物もこちらの方が損傷が多いし、こっちのチームがますます不利になったじゃない!!って
何故私は点数を気にしたの?仲間って?チームって?
そもそも何故私がここにいるの?
観戦していたはすなのに。ゲームの参加者のよう。
色々な事が頭の中に入り込み、少し混乱する私。
ふと手が重いと思って見ると、魔法を使うための杖を持っている。愛用品をコピーして作られたもの。
黒フードが私に向かって撃ってくる。
それを結界で防ぎつつ、私も攻撃する。
どれほどそうしていたのだろう。
ブザーが鳴った。
マイクを持った女性が終了と言い、人数と点数が表示される。
そこからまた目の前が暗くなった・・・。
人が多いどこかの建物、休憩スペース。
敵は全部撃破したけど建物の損傷させすぎでマイナスポイント。
休憩スペースは映像配信もされるから人が沢山。
ガヤガヤいる中にお兄様も。別チームなのね。
妹の私に気づいてない、何か作業をしている。
さっき目の前が暗くなった時、思い出した。
ここは私が住んでいる国のあるゲームの開催場所。 十数年前、異世界人達(ずっと昔から時々この世界に現れる、不思議な知識を持った人達。元の世界には帰れない。)が衣食住は満足レベルだけど娯楽がなくてつまんない!!なら作ればいい!と提案し、異世界人の知識に目を付け、保護し国を発展させた国王が了承し(技術革新は凄まじいが、観光名所や娯楽が少なく、何がないかとも思ってたとか)作り上げた。
参加者は開催国、国外の留学経験者や海外に移り住んだ人達のみランダムに選ばれ(小さい子や病気持ちその他ゲームが出来なさそうな人は対象外)
40人くらいの人数から運営が4、5人のチームを組み、ゲームをする。
参加期間は概ね3〜6ヶ月。
ゲーム内容は
・2チームが攻めと守りに分かれて戦う。守り側は被害をなるべく出さずに攻め側を倒す(特定人数になったら撤退もある)シミュレーションRPG風
・数チーム参加、宝を持ったチームがゴール目指して運ぶ(宝を奪われたら負け。妨害側が宝を持ってゴールもOK)宝運びゲーム
・巨大な敵を倒せばゲームクリア!
なシンプルバトルゲーム(ザコ敵も大勢でる)
・謎を解いて脱出せよ!(制限時間内に脱出できなかったり、パートナーが捕まったらゲームオーバーのタイプもある)
リアル脱出ゲーム
その他色々あるらしい。(アイデアでまくりで制作中もかなりの数ある)
配信技術も作られ(実用化後広めるのが時間かかったらしい)全世界に向けて配信。人気なんだとか。
ちなみに異世界人は他の国にも現れるが、保護し、 知識や技術を1番取り入れている国は我が国である。
(無理やり拘束し、搾取するだけしてポイ、や
存在そのものが不気味だと殺してしまう国もあった。)
国から逃げて来た異世界人を保護し、発覚する事もあり、その場合は
トップを物理的に挿げ替えて解決。
(我が国は元々豊かな大国)
挿げ替えた国は属国にした。
情報収集や兵器の類も発達していたため、危険な技術を狙った国も多数あったがボコボコにし、我が国を狙うとこうなるぞ、と世界に知らしめた。
ちなみに異世界人を大切に保護し、積極的に知識や技術も取り入れているのは、何代か前の王が病にかかった時、たまたまいた異世界人が措置し、完治。
衣食住も元の世界に比べると劣っていたため、
助言をしまくって国を発展させた為。
改善されていく環境と異世界人の噂を聞きつけた他の異世界人もやってきて、知識を提供し、あれよあれよで今に至る。
当初は異世界人達は警戒されていて、暗殺未遂や誘拐
知識の取り入れに反発した臣下の反乱なんかもあったそう。
異世界は1つではなく、複数あるそうで、
保護された方も外見や知識も世界ごとに差があり、
取捨選択しながら取り入れたそう。
それらが元々この世界に存在する
魔法やスキルと組み合わさり、いつしか
魔法科学と呼ばれるようになった。
(学園でも必須科目)
私のご先祖さまにも異世界人はいる。
(望めば身分問わずで婚姻可能。
所有している知識が専門的な人は平民との結婚はちょっとハード。結婚出来ても警備が厳しめな所に住む。)
私は一応伯爵令嬢なのだけれど。
確か織物技術をもらたした方で織物組合の会長も勤めていた時もあったとか。
この世界にも織物はあるが、彼のもたらした織物は品質が良く、工法にも違いが多々あった。
知識を領地に活かそうとしたご先祖様と出会い、
婿入りしたらしい。 屋敷には
ご先祖様の写真や形見などが大切に保存されている。
近年は転生者なる人々も現れ、忙しい。
転生者は異世界人の魂がこの世界で生まれ変わった者達。
この世界で死亡したのち、この世界や元いた世界の神に会い、転生するそう。
異世界の神とこの世界の神は知り合いであり、
異世界人が時々この世界に来た時などは少し問題になったらしい。
現在は解決したが、今度は転生する時に元の世界に帰りたい者、最後を過ごした世界でまた生きたい者に分かれたらしい。
神々は議論し、最終的に願いを叶える事にした。
この世界の神殿の聖女と呼ばれる存在や、神の声を聴こえる者達に伝えてから転生者を送ったらしい。
罪などを明らかにし、清めてから送ったので時間がかかったらしく、発見されたのは異世界人より遅く
前世の記憶を持ったまま。
最初は信じられなくて、色々質問したとか。
前世の記憶があるので子孫に会いに行き交流を持ったり、発達した技術を学び直したりもしているらしいが、数は少ない。
最初の頃この世界に来た異世界人の魂は、死亡した後神の元に長くいた(異世界人をどうするか神々が揉めていたので軟禁みたいな扱いだったらしい)
その為に転生したのが最近(最初の人で今年で16)である。
その子は我が国生まれである。
生まれ変わったら国が超良くなってて面白そうな物や技術革新の凄まじさに驚いて、
知識吸収の為に毎日猛勉強しているそうな。
ゲームにも参加したいらしいが転生者の扱いでまだ問題も残っているそうなのでお預け中。
新聞社やテレビ取材していたので全世界が知っている。
脱線したが私がこのゲームに参加させられたのは、
家がスポンサーとしてお金を少なからず出しているのと、この前騒動?を起こした責任をとるというものもある。
(選ばれた時に司会者に教えて貰った。
本来は説明はないそう。)
兄は騒動の現場にはいなかったので、偶然。
チームメイトに声をかけられたので気付いた兄。
「大丈夫か?最初ぼーっとしていたが。
散々な結果だな。リタイアしなくて良かったよ」
「いきなり呼ばれて転送されたから・・・、
まさかあのゲームに参加するとは思わなかったわ」
「訓練はあっても実戦経験は無いからな。
まだ学生だし。貴族令嬢はパズル系が多いと聞いたが、アリアは訓練の成績も良かったからか?
さっきも大人相手に奮闘していたし」
「ありがとう。負けのようなものだけれど。
はぁ、観るのは好きだけれど実際にプレイヤーになるなんて」
「あの出来事があったからだったか?
それでも他のプレイヤーより出る期間は短くしてもらったんだ、ゲームオーバーにならないように頑張れ」
「分かってる。それに貴族もいるから社交もできる
この機会に婚約者も探すわ」
「俺も社交はするさ。変な男には引っ掛かるなよ?
何かあったら俺に言え。
貴族で令嬢の場合は護衛や侍女は付くが心配だ。
別チームでも家族が複数人参加の場合は相談できる。 ゲームの作戦を聞いたりは禁止で破ったら即脱落だがな。
貴族の場合は社交もするから内容によってはゲーム参加に影響するのが問題かな?」
「異世界人のお陰で身分差の壁は緩くなったとは言えね。
分かったわ。
この後反省会もあるし、リリー達が来たからもう行くわ。お兄様も頑張って」
「ああ、頑張るよ」
そう言って私達は分かれ、迎えに来た侍女のリリーと護衛と共に反省会の場所へ向かいます。
まだゲームは始まったばかり、大変ね・・・。
私はこっそりとため息を吐き、足を進めます。
書くの疲れる・・・。
夢見て書き終わり、何日か立ちましたが
夢の続きはみてない。
作者はアニメ、特撮大好き人間。
地元が特撮の撮影場所によくなってて嬉しい。