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12話

少年「これも食べたらお金取るんだろ!?」


ジャック「そうだな、それならこれでどうだい?」


紙に一筆記す。


“私は食べさせたものについてはお金を取らない_ジャック”


指を噛み、血を滲ませ、紙に押し渡す。


少年「これは?」


ジャック「人の血はそれぞれ決まっていて、それは誰にも揺るがせないものなんだ」


アリーユ「それは血紙と言って嘘をついたりしたら証拠として裁かれる対象にもなるのよ」


少年「なんでこれを?」


ジャック「後で僕が金を請求したらここの王国に出すといい。それで僕は囚人になる」


少年「嘘をついて僕が出したらどうするんだ?」


ジャック「あ…考えてなかった…」


アリーユ「考えないにもほどがあるわ…」


少年「お兄さんは考えなしなんだね」


ジャック「そうなっちゃうなぁ」頭をポリポリ掻きながら照れてしまう。


少年「わかった。入ってきて」


家の扉を開け、中へ入っていく。


少年「父さん、知り合った人を連れてきたよ」


少年父「何もお構いできませんが…」


ジャック「いいですよ。僕たちがわがまま言ってついてきたので」


ジャックが少年の父へ近寄る。


ジャック「症状はいつ頃からですか?」


少年父「およそ半年前くらいから」


ジャック「ご飯は食べれそうですか?」


少年父「はい。多少ですが」


ジャック「そうですか。それじゃこれを食べてみてください」赤い実を出す。


アリーユ「任せて」風魔法で実を綺麗に切り分ける。


少年父「これは…?」


ジャック「僕が作った果物です。体にいいんですよ」


少年父「そうなんですか?そんないいものに払うお金がないのですが…」


ジャック「先ほど、お子さんに血紙をお渡ししました」


少年父「そんな…それではいただきます」


ゆっくり口を開け、切り分けられた果実を口に入れ、咀嚼する。


ゆっくり飲み込み。次を食べる。どんどん早くなっていく。


少年父「嘘みたいだ…体が軽くなっている」


少年「父さん!本当!?」父は少年を抱き抱えながら立ち上がる。



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