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寒がりな少女たち  作者: くわがた
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第9話 体育から始まり…

 今日は金曜日なので、「あと一日!」という気持ちがあるが、今日は残念ながら体育が一時間目にあるのだ。

つまり、外が温まっててない状態で体育をやることになっているので、私たちにとってはいつも以上に極寒だった。

 私は今日学校を休むことも検討したが、明日香のことを考えると私はやすむことができなかった。

そして、私はいつも通り登校して、教室に入ると明日香のところまで行って、明日香をいつもより強く抱きしめた。

「明日香~」

「絵理奈~ どうしたの?」

明日香は私の何かがいつもと違うことに気が付いた。

「今日、一時間目から体育で、一時間目とか体育寒いじゃん」

「それな!」

「だから、今日、学校休もうとも思ったんだ。そこで明日香のことを思い出すと、私は休むことはできなかったんだ」

「私も休むこと考えたよ」

私たちはもうしばらくの間抱き合いながら話をしていた。

 チャイムが鳴り、私はいつも通りに自分の準備をした。

そして、今日は一時間目が体育なので、すぐに着替えることになった。

私は、すぐには着替えず、みんなが着替え終わるころまで、ひたすら明日香と抱き合って、そして、私たちは超大急ぎで体操服に着替えた。

今日だけは本当はだめだが、超厚手のタイツを体操服の中に着用した。ちなみに、もしこのことが先生に見つかると、指導になってしまうので、今日はこのことをどうにか隠し通す必要があった。

 そして、私たちは校舎の外に出ると、もう時間がないので、急いで集合場所まで向かった。

そして、私は時間ギリギリで間に合った。

しかし、今の運動場は風が吹いていたので、まるで北極の吹雪が吹いているようかの寒さだった。

私たちは体育の50分はなんとか耐えることができた。ちなみに、タイツの件も無事に先生にばれることはなかった。

 私たちは奇跡の生還をしたかのように更衣室に戻って、急いで制服に着替えた。

ちなみに、この時にタイツを履いていることがほかの生徒に見られたので、チクられないか心配だった。

そして、私たちは制服に着替え次第急いで教室に戻って、2時間目が始まるまでの間私は明日香をとても強い力で抱きしめながら泣いていた。この時、私は明日香の気持ちを考えることなどできなかった。

 そして、2時間目からの授業はいつも通りの寒気を感じたが、いつものように授業も無事頑張ることができた。

 帰りの時間になると、今日は金曜日で、明日、明後日は休みなので、私はいつも通りコートの上から明日香を抱きしめた。

「今日の体育本当に寒かったね」

「うん」

「来週とか二人で病院に行かない?」

「そうだね、私、1人だと病院怖いから、絵理奈と行きたいんだ~」

私たちはしばらくいろいろなことを話した。

 そして、5時半まで私たちは抱き合っていた。

その後、私たちはいつものように下校していった。


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