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寒がりな少女たち  作者: くわがた
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第8話 体育のない木曜日

 今日は、体育のない日だった。

つまり、あの薄っぺらい体操服を着なくてもいいということだった。

私はかなり嬉しかった。

 私はいつも通り学校に登校して、明日香を抱きしめて始業までは過ごした。私たちは抱き合うだけでも寒さが和らぐので、できるだけ私たちは抱き合っていた。

 そして、始業のチャイムが鳴ると、私たちは自分の席で朝の準備をした。

そして、今日の授業は体育がないので、体育の時のように体がおおきく震えるということはあまりなかった。

 そして、昼食の時間も、私たちはいつも通り二人で昼食を食べた。

そして、午後の授業もしっかりと頑張って、いつも通り帰りのHRが終わると、私たちは担任である古橋ふるはし 美由紀みゆき先生に呼び出された。

 私たちは職員室の前に連れられた。

「ちょっと二人に言っておきたいことがあるんだけど、5月からはコート着用禁止だから気を付けてね」

私は先生にそう言われて、とても寒い教室で「コートを脱げ」と言われているよな感じだった。

「今月中は大丈夫ですか?」

そう聞いたのは明日香だった。

「一応今月は大丈夫だけど、もうほかにコートを着ている人はいないからね~」

「あと、教室で着用するのも学校としてはあんまり推奨できないから、やめた方がいいかな~ とは思うけど、でも、禁止というわけではないから、全然着てもらってもいいけどね」

そう古橋先生は私たちたったの二人のために一生懸命に伝えてくれた。

「今日は、こんなとこでいいかな~」

「とにかく、来月からコート着てきたら指導だから気を付けてね」

古橋先生は結構優しく接してくれていた。

そして、私は古橋先生に「ありがとうございました」とお礼を言って、もちろん明日香も「ありがとうございました」とお礼を言った。

 そして、私たちは教室でハグしてから、下校した。


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