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寒がりな少女たち  作者: くわがた
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第3話 学年1位を争う寒がりの学校生活

 今日からは、授業が少しずつはじまる予定になっていた。

そして、なんと、初日の時間割は、一時間目が古典なのはうれしいけど、2度間目が体育となっていた。続く3時間目は数学だったので、2時間目以外は今日は平和な時間割だった。ちなみに、今日は合わせて3時間の時間割で、午後からは、部活動説明会となっていた。

 ところで、なぜ体育があってほしくないのかというと、それは、まず着替えがあり、体操服では寒いかだ。当然長袖長ズボンにもできるが、私と明日香はそんな寒がりではなく、体育の時間中はいつも極寒地獄だった。

 私は明日香のところ行って、今日の2時間目に体育があることを伝えた。

すると、明日香はその場で泣き崩れてしまった。

「今日の体育一緒にがんばろう」

「だって、寒いもん」

「寒いのは私も一緒だから頑張ろう」

私はそういって、明日香をなぐさめようとした。

しかし、明日香は始業時間まで泣き続けてしまった。

 私は明日香の行動に戸惑ってしまった。

そして、古典の授業は瞬く間に時間が過ぎて、あっという間に終わってしまった。

 私は、古典が終わると、すぐに明日香のところに行って、明日香を抱きしめながら「一緒に頑張ろうね。きっと、明日香ならできる」

私はそう言って、明日香と一緒に女子更衣室まで行った。

 私たちは制服フル装備でも寒いくらいなので、制服を脱ぐと、とても寒かった。

そして、制服を脱ぐと、すぐに体操服を着たが、私たちにとって、とても寒かった。

「寒いよ~」明日香はそう言って、私に抱きついてきた。

そして、私たちは、制服をすぐ着れるように棚において、急いで集合場所までむかった。

 ちなみに、今日からの体育はサッカーだった。

私たちは外でやるので、極寒地獄になることを覚悟した。

そして、私たちは整列する直前まで、抱き合っていた。

「一緒に頑張ろうね」私は明日香にそう言って、自分の並ぶべきところまで行った。

 そして、整列が完了して座ると、私は寒すぎて体が震えてしまった。

「大丈夫?」

そう声を掛けてくれた人は、列の前の人だった。

「私寒がりで、あんまり気にしないで」

私はそういった。

 そして、私たちの地獄はまだ始まってなかった。

体育の授業が始まり、15分ほどすると、最悪なことに風が強くなってしまった。

それでも私はほんとうに頑張って、体育を受けた。

 そして、私たちは無事に体育の授業を受けることができた。

私はまるで「極寒の地から奇跡の生還をした」みたいな感覚だった。私は更衣室に行って、急いで制服に着替えてから明日香を強く抱きしめた。

明日香が痛いとか思っているかも知れないが、私はそんなことなど考える暇はなかった。

そして、私たちは教室に向かうまでの間、肩を組んで移動した。

教室前に到着したところでもう一度私たちは強く抱き合った。

そして私は今日こらえていた涙が出てしまった。

「本当に寒かったよ~~」

私は明日香に弱音をはいてしまった。

しかし、私は明日香と強く抱き合っているおかげで少しずつ温かくなっているのを実感した。

 そして、三時間目の数学はまだマシだった。

授業はそこそこよかったが、とても寒かったので、私はからだを震えてしまった。

 数学の授業がおわると、私たちは近くの席で一緒に昼食をたべた。

昼食を食べ終わると、私たちは時間の許す限り抱き合った。

そして、午後のLTが始まる直前に私は非常用のカイロを制服の下に張った。ちなみに、明日香もカイロを自分の体に貼っていた。

そのことによって、今日の午後からのLTはだいぶ楽になった。

 そして、午後のLT三連発が終わると、私たちは抱き合った。もちろん寒いからだ。

私は明日香に「明日からの授業も一緒に頑張ろうね」と言った。すると、明日香は「絵理奈、ありがとう、きっと絵理奈がいなかったら、私はこんなに寒いの耐えられないと思うよ」

「明日香、私も明日香がいなかったらきっと、体育休んでたと思う。だから私、明日香と一緒でうれしかった」

私はそういった。

すると、明日香が「これから頑張るね」と言った。

 そして、私たちは一緒に下校した。

ちなみに、校門から出ると、私たちは運転に集中しないといけないので、私たちは駐輪場でハグをした。

そして、私たちは下校を始めた。

 家に帰ると、私は明日香にラインをした。

「体調大丈夫?」

私がそう送信すると、既読がすぐについた。

「寒気がするけど、大丈夫だよ」

私は「それは、お互い頑張ろうね」と返信した。

そして、明日は土曜日で休みなので、私は明日香と雑談することした。


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