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寒がりな少女たち  作者: くわがた
17/26

第17話 5月31日の憂鬱

 今日は5月31日だ。つまり、私と明日香がコートを着れる最後の日だった。

この日の最高気温は28度だったので、コートを着ていると、そこまで寒くはなかった。

しかし、明日からコートの着用が禁止になるうえ、エアコンも稼働するので、私と明日香にとっては、とても過酷な日々になることが想定された。

 私たちは、朝登校してすぐに、二人で明日からのことについて話した。

「明日香、明日からどうしよう」

私はそう明日香に弱音を吐いた。

「とりあえず、明日からはお互い頑張ろう」

「うん」

 私たちは、コートを着れる最後の日を大切に過ごした。

そして、今日の授業はそこそこ集中できた。

 今日の授業が終わると、古橋先生が、私たちのことについて話してくれた。

「皆さん、お分かりだと思いますが、このクラスの有川さんと濱口さんはとても寒がりです。ですので、来月からエアコンが当たりにくい席にすることにしました」

古橋先生がそういうと、みんなは特に何も反応はなかった。

「ということで、今から席替えをします」

古橋先生がそういうと、みんなはとても喜んでいた。

そして、古橋先生は前の黒板に座席表を書いていった。

そして、一番窓側の前二つの席が私と明日香の席になった。

みんなは普通にくじを引いて座席が決まった。

そして、窓側の席に移動すると、私はまだ寒いかどうかで言えば、マシな方だった。

私たちは、席かせえ貸せ終わった後にみんなにお礼を言った。

 すると、みんなは「二人が寒がりなのはわかるから、全然大丈夫だよ」などと言ってくれた。

そして、無事に座席はまだ暖かい所になった。

私たちはそのあとも少しの間その席で話して、下校した。

 家に帰ると、私も来月からはコート禁止なので、明日から学校に登校するときはコートを着用しないようにした。


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