表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

銀色のネコ

作者: ゆ×Rei

我が家にはいっぴきのネコがいる。

名前は銀。銀色の毛並み、黒いおめめ。のんびりとしたやつで、我が家の大事な家族だ。


はじめて銀がうちにやってきたとき、

小さな赤ちゃんだった。


ママが銀色のネコだから、


『名前は銀でいいんじゃない?』


って言った。

パパは灰色じゃないかなって苦笑いしたものの、ママのいう通り、名前は銀に決まった。

その頃から銀は我が家のアイドルだった。


少し月日が流れた。


僕ははじめて銀に対して怒った。

僕が大切にしてたママからのプレゼントのコップを銀が割ってしまったから。

ママはまた買ってあげるからって言ったけど、僕は悲しくて泣いた。

銀なんていなくなっちゃえって泣いた。


翌日、本当に銀はいなくなってしまった。

銀がいなくなってしまった事に気がついた僕はすぐに辺りを探し回った。

しかし、銀は見つからなかった。


ママは新しいコップを買ってくれた。

けど、それは僕が大切にしてたコップではない。

僕が好きだった銀もいなくなった。


『無くなった大切なものは元には戻らないの?』


僕の問いかけにパパとママは困った顔をした。


僕はふとした瞬間、心のなかで、


『銀、出ておいで』


まるで、呪文のように呟くようになっていた。

もう二度と大切なものを無くしたくないために。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ