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05 反乱軍と教会

 ターレント王子とゴワンドが隠れ家に戻った。


 わたしも後について歩いた。


 いつまでも隠れているわけにはいかないので姿を現した。


「む?いつの間に?」


 急にわたしが姿を現したものだから、ゴワンドを驚かせてしまった。


「ゴワンド、紹介しよう。わたしのつま……」


 妻?


「わーっ、わーっ!」


 ターレント王子が急にとんでもないことを言い出したので慌てて遮った。


「つま……つまらない部下なんですよ、私は。リリアと申します。魔術も使えるのでターレント王子の警護をしております」


「警護というと?」


「ゴワンドさんを探しにターレント王子が外出している間、わたしはずっと気配を消して警護していたんですよ」


「それは心強いですな」


 ゴワンドがニッとわらった。


 その場の話は当然のように、具体的にどのように反乱軍志願兵を募るかの話になった。


「旧イグザット王国騎士団から募るのがよいでしょうな。知り合いも多いので順番に声をかけてみます」


 ゴワンドは自分にまかせてほしい、と希望した。


 少し不安だ。


「声をかける相手を選んだ方がよろしいのでは?」


 なるべくやわらかく伝えた。


「む?それはどういった意味ですかな」


 ぴりぴりした空気が肌を刺すようだ。


「もちろん、評判が悪かったものには声はかけませんぞ」


「例えば、例えばですよ、すでに職業を変えて商人として働き始めてうまくいっている者は反乱軍には参加しないでしょう。それどころかそのことをトグ王国側に報告して歓心を買おうとするかもしれませんね」


 なるべく丁寧に説明したつもりだが、ゴワンドは納得がいかないようだ。


「皆、忠誠心が高いはずだ」


「それでも新しい生活に慣れたものは、昔には戻れないですよ。責めるつもりはないです」


「む……、なるほどのう。しかし、昔の同僚が今どのような身の上かなど、すべて把握しきれないぞ」


 ゴワンドの訴えももっともだ。


「その点ならお任せください。事前に水晶で調べます」


「さすが、あくま……」


「わーっ、わーっ!」


 ターレント王子が悪魔であることをばらしそうなので慌てて遮った。


「あくまで魔術師として生きることに生きがいを感じております!」


「リリア殿はとことん魔術師なのだな」


 反乱軍候補者の選定は、ゴワンドがリストを作成、私が水晶で今の生活を確認するというちょっと気が遠くなる作業だった。


 王子といえば、やることがないので周りをうろうろしていたが――


「俺は街に行って声かけてこようかな」


 ゴワンドと私はびっくりして叫んだ。


「「絶対ダメです!」」


「殿下には懸賞金がかけられておるのですぞ。太陽金貨20枚も」


 それだけあれば3年間は遊んで暮らせる額だ。


「王子は体力を温存しておいてください」


 椅子の上をぽんぽん、と叩いて座るように促した。




 水晶での確認作業はとにかく肩が凝る。ときどき腕を回してたが追っつかない。


「この作業、肩が凝るのよね」


 14歳の乙女のセリフではないよね。ふぅ。


 王子が突然私の後ろに立って肩に手を当てた。


「俺に任せろ、こういったのは得意なんだ」


 突然肩のマッサージを始めた。


「王子?さすがに立場というものが…」


 ゴワンドに助けを求めるように視線を向けると、ゴワンドは突然立ち上がった。


「そうだ、このあたりの見回りをせねば」


 にこっと思わせぶりな笑みを浮かべると、そそくさと小屋の外に出て行ってしまった。


 ゴワンド、その気配り要らないよ!


「どうだ、なかなか上手だろう」


「はい」


 緊張する。


 でも、マッサージはうまい。


 肩甲骨の下のあたりとか、頭の付け根のあたりとかもお願いしたいけど、さすがの私でも言っちゃいけないよね。


 相手は王子だし。


 ……。


「肩甲骨の下のあたりもお願いします」


 自然に口からことばがでてきた。


 王子のマッサージ技術、おそるべしだわ。


「おう、まかせろ」


 強すぎず、弱すぎず、心地よいマッサージが続く。


「亡くなった母によくしてあげたんだ」


 そうだった。王子のお父さんもお母さんも戦争で亡くなっているんだった。


「お母上はお幸せであったと存じます」


「俺は必ず王国を復興させてみせるよ」


「もちろんですわ」


 そう言いながら、マッサージをしてくれている王子の手に私の手を重ねた。


 王子のことを健気な少年だと思った。


 ただのイケメンじゃなかった。


 振り向くと王子が私をまっすぐ見つめている。


 だんだん顔が近づいてきた。


 ピピがピーピー鳴いているが、気にならない。


 私は目を閉じた。


 その時、小屋の入り口近くからガサガサっと音がした。


「このあたりは蚊が多くて大変でしたぞ」


 ゴワンドが見回りから帰ってきた。間が悪い! 


 私も王子もさっと姿勢を戻して何もなかったかのようにしたけど、気まずい。


「もう、だいたい、やったかな」


「そう、そうですね」


 会話がぎくしゃくしたことに耐えきれなくなったのか、王子も見回りにいくといって出かけてしまった。


 わたしは水晶の確認作業がまだまだあるのでつづけた。


 あとでよくよく考えると、雰囲気に流されて大変なことになるところだった。


 悪魔としては気を引き締めねば。




「殿下には、私が剣術を教えたのです」


 ゴワンドが語りだした。7歳のころから12歳まで教えていたとのことだ。


「殿下のことはたいてい知っているつもりです。リリア殿は殿下の好みのタイプなのですよ。はっはっは」


「そうなんですかぁ?」


 気づいてないふりしてとぼけてみせた。


「ぴったりど真ん中ですな」


 知ってる。


 結婚申し込まれましたなんて言えないよ。


「ま、身分の差というものがありますわ」


 私がそう言うと、ゴワンドは何度かうなずいた。

 反乱軍に加わりそうな者に声をかけるのはゴワンドの仕事だ。


「くれぐれも、殿下はお出ましになりませぬよう」


 ゴワンドは王子にきつく釘を刺した。


 ゴワンドは毎日のように出かけた。


 反乱軍に参加しそうなものの名簿が300人分あるものだから、いくら時間があっても足りない。


 私はといえば、隠し小屋で大事な任務に就いていた。


 じっとしていられずゴワンドに合流すると言って立ち上がる王子をなだめる役目だ。


 一日に5回くらい発作的に隠し小屋を出ていこうとするので、そのたびになだめすかして落ち着かせるのだ。


 母親にでもなった気分だ。


 そんなことを数日繰り返していると、ゴワンドが若い男女を連れてきた。


 ひとりは女の子、もう一人は神官?


「殿下、なじみのある者たちを連れて参りました」


「おお、ゴークス家の兄妹、侍女のネフィアと神官のパトリックじゃないか」


 ターレント王子の顔が和らいだ。


「ゴワンドさんがあんまりにも挙動不審だったので声をかけたんです」


 ネフィアが説明してくれた。


 ネフィアは王宮で侍女として働いていたので、たまにゴワンドと顔を合わせることもあったらしい。


 そのゴワンドが働くこともせずに街をうろうろするようになったので不審に思い声をかけたとのことだ。


「ゴワンドさん、隠密行動とか向いてないですよね?」


「面目ない……」


 ゴワンドは突撃とか正面攻撃が得意な戦士タイプなので、仕方のないことではあるけど。


「ま、そのおかげでネフィアとパトリックに会えたわけだしな」


 ターレント王子が救いの手を差し伸べた。さすが人の上に立つ人は違う。


「侍女として殿下にお仕えしていた時と忠誠心は同じですわ」


 侍女のネフィアがキラキラした目でターレント王子に語りかけた。


 王子がネフィアの手を取った。


「苦しい時ほど、人の親切が身に染みる。ありがとう」


 王子って誰彼構わず手を握るのよね。


 なんかイライラするわね。


「殿下、神殿関連のお話があるのですが、よろしいですか」


 神官のパトリックが話を変えた。ナイス。


「実は旧イグザット王国の神殿は閉鎖されることになりそうなのです」


「それは俺の逃走を手助けしたことと関係しているのか?」


「そうではないです。トグ王国にも神殿があるので、二つはいらないだろうということです」


 正直なところ、神殿とか神とか神官とかは苦手だ。


 わたしは悪魔なので。


 神関連の単語を聞いただけで耳がじんじんしてくる。


 神殿が減ったっていいじゃないかと思ったが、もちろん口には出さない。


「数百年にわたって旧イグザット王国の人々の信仰を集めていた神殿が無くなるのは耐えられないです」


 神官パトリックの話に熱が入る。


「さらに、集会所や小さな教会もゆくゆくはトグ王国の神殿が管理することになるという話です」


 これでは神殿関係者は生きてゆけないだろう。


「神殿関係者の多くは殿下のお味方になりましょう。ただ、表立っての協力はできないでしょう」


 悪魔のことわざに、「使えるものは神でも使え」とある。


 悪魔にとって聞くのも嫌な神でさえ、利用できるなら利用しなさいというありがたいお言葉だ。


「ゴワンドさんが声をかけた反乱軍の集まりを、各地の集会所や教会で行えばよろしいのでは?」


「毎週、教会に集まるのは自然なことですから。怪しまれることなく会合ができます」


「それはよいな」


 ターレント王子も賛成のようだ。


「ターレント王子が参加してよいのは幹部の集まりだけですよ」


「なん……だと……?」


「目立ってはいけないお立場ですからね」


 王子は悔しそうだが仕方がないよね?


「変装すればよいであろう?」


 そう言うとガサゴソと倉庫を探し始めた。


「王子?」


「どうだ!」


 そこには付け髭と付け黒子が……。


 王子のことを大好きなはずのネフィアも引いてるじゃん。


「とても……王子には……見えません」


「そうであろうとも、そうであろうとも」


 仕方ないので、ターレント王子も連れていくことにした。



 さて、教会である。


 肌にびりびりしたものを感じる。


 教会って嫌だ。


 神官のパトリックが神への感謝の言葉を述べている。


 耳がちぎれそうだ。


 悪魔がいる場所じゃないよね。


 儀式が一通り終わり、親睦会という名の反乱軍の集会が始まった。


「わたしはリリア。皆様のとても大事な人の護衛をしている魔術師です」


「ああ、よろしく」


 あちこちから声がかかる。


 ゴワンドが皆の前に立って話し始めた。


「今日は、なぜ我が国がああも簡単に侵略をされたかについて述べようと思う」


 ゴワンドが皆を見渡しながら喋りだした。


「ああも簡単に国境の壁が破られたのは、傭兵部隊が敵に内通していたからだ」


「あいつらは最初から気に入らなかった!」


「みんな傭兵には反対してた!」


 会場から声が飛ぶ。


「正面から戦えば決して負ける相手ではない」


 ゴワンドが皆の士気を煽った。


 それにしても男臭いわ。


 熱気が凄い。


 教会の嫌な雰囲気も重なって、みんなの熱気から取り残されてしまった気分になる。


 ふと目をやると、私と同じように熱気から弾かれたような冷めた目をした男に気づいた。


 何か妙だ。


 自分の命を懸けて参加するような集まりなのに冷静すぎる。


「神のご加護は我らにある」


 会合の締めの言葉のようだ。


 悪魔の耳にはじんじん響く。


 わたしはゴワンドに近づくと小声で伝えた。


「後ろから二列目、左端の男は怪しいと思う」


「どうしてそう思った?」


「冷静すぎる」


「よし、斬ってやる」


 ゴワンドが剣のつかに手をかけた。


「ちょっとまって!」


 服のすそを掴んだ。


「どこまでまっすぐなのよ、ゴワンド!」


「どうして止めるんだ」


「ここで殺したら相手のことが何もわからないでしょ? 泳がせて相手のスパイ組織を暴くのよ」


「なるほどのう。このオアシスでそんなことを考える者はいないんじゃないか」


「いやいや、軍隊があったんでしょ?」


「戦争なんて国が出来て以来無かった」


 あきれてしまった。


 砂漠のオアシスで平和に暮らしてきたとはいえ、能天気すぎる。


 スパイを見つけたら泳がせるって習わないのかな?


 それにしても、こんな平和ボケしたオアシスでトグ王国は侵略とか裏切りとかスパイとか用意周到なことね。


 後ろで糸をひいている人物がいるんじゃないかしら。


 でもそれは考えても仕方のないことね。


 会合は解散となり、人々は散らばっていった。


 ゴワンドが行くぞ、と合図をした。


 変装したターレント王子とゴワンド、それにわたしが追いかける。


 怪しい男の後をつかず離れずついていく。


 途中、怪しい男が通りにある屋台の焼き鳥屋に寄った。


 話し声が聞こえてくる。


「あそこの教会に集まっているのは30人くらいで……」


 間違いない。


 あの焼き鳥屋がスパイの元締めだ。


 あんなにおいしそうなのに近寄れないのは残念。


「このまま通り過ぎるわよ」


 小声で二人に伝えた。


 横道にそれてから三人でしっかり話した。


「あの元締めのところにスパイたちが通うはずだから、顔を覚えるのよ」


「そいつらを人気のないところで襲うわけか」


「物騒ね。襲いはしないわよ。嘘の情報を流すのよ」


「どんな話を流す?」


「そうね、反乱軍はあきらめたって話がいいわ。王子が逃亡して指導者がいなくなって解散したことにしましょう」


「縁起でもない話だな」


「とにかく、次回の教会の集まりで相手を騙しましょう」




 1週間後に同じ教会で反乱軍の集まりがあった。


 前回来た怪しい男も座っている。


 ゴワンドが語りかけた。


「みんな、聞いてほしい。残念ながら、ターレント王子は逃亡してしまった」


 集まった男たちがざわめく。


「それでも、イグザットの民が力を合わせれば今の状況を変えることができるはずだ」


 まだゴワンドの話が終わっていないのにあちこちで席を立ち始めた。


 仕事探すか、という声が漏れ聞こえた。


 やがて怪しい男もそれに紛れて外へと出ていった。


「成功ですね」


 事前に参加者には筋書きは話しておいたのだ。


 ざわめいていたのも演技だ。


「あとは、同じことをすべての教会と集会場でしましょう」


「あと十か所はあるぞ!」


「これで敵の追及が緩むのだから頑張りがいがありますよ?」




 さて、厳選して集められた反乱軍は総勢300名であった。


 少ないと思われるかもしれないけど、旧イグザット王国、トグ王国ともに人口10万人足らずの国なのだ。


 それぞれ常備兵として動員できるのが1000人程度なので、多くはないが、決して少ない人数でもない。


 それに、旧イグザット王国内の反乱軍だけで戦うつもりもない。


 ターレント王子とゴワンドが反乱軍の組織づくりや訓練をしている間、私は小屋でごろごろしていた。


 しかし怠けていたわけではなく、頬杖を突きながら次の計画を練っていたのだ。


 ついでに反乱軍の訓練の様子も水晶で確認する。



 王子やゴワンドをはじめとした反乱軍の方々が武具を身に着けている。


 急に乾杯をしだした。


 そして盃を床に投げつけて割った。


 剣を空に向けて突き上げて士気を上げている。


 今から攻め込む勢いだ。


 え? 


 いまから? 


 犬死じゃん。


 びっくりした私は急いで出陣の現場に向かった。


「リリア、来てくれたのか」


「来てくれたのかじゃないわよ。このまま攻め込むつもり?」


「もちろんそのつもりだ。リリアのおかげで反乱軍がこんなに集まった」


 笑顔でターレント王子が答えてくれた。脱力感が全身を襲った。さすがイケメン、笑顔がまぶしい。


「すとーーっぷ!」


 私は大声で叫んだ。


「このまま戦いに臨んでも犬死だよ!ターレント王子とゴワンドはこちらにいらっしゃい」


「どうしたんだリリア。戦は勝つも負けるも戦の神次第であろう」


「そんなわけあるかぁー!」


 イグザット王国がトグ王国に負けたのはこのあたりに原因がありそうだ。


「敵を知り己を知れば百戦危うからじゅ」


<噛んだ……>


<噛んだよこの子……>


「とにかく!敵情をしらずに戦争なんてできません。そして、戦争をするからには勝てる準備をして始めなければなりません」


 噛んだのは何とかばれずに誤魔化せたようなので話を進めた。


「戦争は博打じゃないのよ。やってみないとわからないとか、どこの世界を探してもそんなアホなことを言う人はいません! 悪魔の戦いには最初から負ける可能性などないのです」


「戦いの神が活躍することは無いのか?」


「相手にも神がいるだろうから帳消しになるんじゃないですかね」


 わたしは悪魔なので神頼みはしない。


 戦争をする前にできることはすべてやっておく。


 敵の内部に内通者を作ったり、分裂させて国力を弱めることが大事だ。


「トグ国のドワーフ族は地位が低く、事あるごとに迫害を受けていると聞きます。ぜひとも味方につけましょう」


 それには敵国内にスパイを潜入させなければならない。


「俺が直接交渉した方が話がまとまるであろうな」


 ターレント王子がこともなげに言った。


 ゴワンドは当然ながらターレント王子の身を案じて止めた。


「ターレント王子に万が一のことがあったら大変です」


「祖国復興のためだ。我が身の危険などは二の次だ」


 王子はゴワンドの心配を誤解しているようだ。


「ゴワンドは殿下なくしては祖国復興もままならぬと言っているのです。まあ、わたくしが付き添いますから心配いりませんわ」


「わたしも同行させてください」


 侍女のネフィアが申し出た。


 忠誠心から?


 愛情から?


「人数が増えると守るのも大変なので、ネフィアさんは留守番をお願いしますね」


 侍女のネフィアがくやしそうにじっとこちらをみている。


 わたしの顔からつま先までを舐めるように見てくる。


 値踏みをするかのようだ。


 わたしは悪魔なので王子とどうにかなるつもりはないけど、優越感に浸れた。


 あなたの大事な王子と出かけてきますわ。


「ターレント殿下とわたしは旅商人夫婦に偽装しましょう」


 夫婦という言葉に侍女のネフィアは反応したが、わたしは知らんぷりで話をすすめた。


「それが一番ばれなさそうで良いな」


 ターレント王子は反対するはずもなかった。


「反乱軍を組織したり、商人のラクダ馬車一式を揃えたり、とにかくお金がかかりますが大丈夫なんですか?」


「心配するな。王家には逃亡用の秘密の埋蔵金があるのだ」


 そのお金で国力を蓄えたら滅亡しなかったんじゃないの、と思ったが口には出せなかった。


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