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ある日のセンス・オブ・ワンダー

作者: 浦田茗子

 

 17:00過ぎ、空はいちめん、ひつじ雲。

 空の端には、まだ橙の気配がある。

 雲の腹は藍色に染まり、空は刻一刻と色を濃くしていく。

 ひつじ雲は、斜めに群れて流れていく。


 幼い男の子が、スーパーの自動ドアから小走りに出てきた。

 手に提げた小さなビニール袋が揺れている。

 男の子はその場でとまり、空を見上げ、ひざを少し曲げて、叫んだ。

 「くもーーーーっ!」

 すぐ後から来たおじいさんも、まわりの人も、つられて空を見上げた。


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