勇剣漫才 七作目 異世界転移
魔王討伐後、伝説の一人と一振りが動き出した!!
伝説の剣は基本左利きの方が良い!!
そして伝説の剣と勇者の戦いは終わらない?
伝説の二人は、ついに異世界日本に入り込む準備を始めたしかし、そこに立ちはだかるのは、想像を絶する異世界の洗礼だった。
勇者より先に日本に潜入した伝説の剣、彼がみたものたは(・・?
幕が開くと既に剣がセンターマイクの左側に刺さっている。
剣「……よろしく、伝説の剣ことレフトハンドソードです。」
観客が静まり返るのを少し待っている。
剣「彼【勇者右利き】は…死んだ」
勇「死んでねぇぇぇぇよ!」
その言葉と共に勇者登場
剣「盛り上がるかと思って、話を盛ってみました。」
勇「盛り上がるってこういうんじゃなくない?」
剣「今日、先に刺さっていたのは日本の事を調べてたんだ」
勇「そうなん、俺もこの劇場のパーソナルコンピュータをインタラクティブネットワークにゲートウェイを通してWifiがあるのに有線ケーブルでルーターに接続しブラウザーを駆使しウェブサーフィンをおこなって知識を深めたよ」
剣「ネット見たでいいだろ。」
必要以上にマイクに近いて
勇「知ったばかりで使ってみたかった。」
剣「それはともかく、俺達は日本でどう振る舞うべきか…」
勇「勇者と伝説の剣じゃまずいんだよね?」
剣「無職と危険物だからね」
勇「じゃあどうすんの?」
剣「まず、ここにいる状態で誰か日本人と仲良くなる。」
勇「いいかもね」
剣「服とかをとりあえず用意してもらう。」
勇「おお、いけそう。」
剣「そして、その人と街に出て何となく色々教わる。」
勇「常識も町での過ごし方もわかるしな」
剣「そしてその人の家に何となく住み着く」
勇「ダメ男のやり方ぁぁぁぁあ!!」
少しの間を取って冷静に小声で答えた。
剣「…無色の戸籍なしが贅沢言うな…ヒモくらいしか道はない」
勇「だからって無理」
剣「伝説の勇者のプライド」
剣「そんなの捨ててしまえ」
勇「ところでお前はどうやって日本を知ったんだ?」
剣「よし耳の穴をかっぽじってよく聞きやがれ、俺の移動方法はランダムテレポートか持ち主のもとに飛ぶか誰かに運んでもらうかだ」
勇「うん」
剣「この前ランテレしたら西口の方に刺さってそこを小学生に拾われて、西口を出てみれば日本だった。」
勇「うんうん」
剣「そこで警察とかいうのに捕まりそうになってランテレで逃げたらどこかよくわかんなくなったからさらにランテレしながら色々みてみた。」
勇「うんうんうん」
剣「10回中7回海に落ちた。」
勇「伝説でも錆びそう!!」
剣「後で知ったんだが日本がある世界の7割が海で3割が陸だった。」
勇「ちょうど当たり前の結果!」
剣「その後も全然人間に会えないので少年のもとにテレポートした。」
勇「あっそうか、それなら人が確実にいるもんな…」
剣「俺がテレポートすると少年はトイレにいた、俺は危うく少年の少年を処理するところだった。」
勇「ちょちょちょ、ちょいまてちょいまて」
剣「そんなものを処理した伝説は俺にはいらない」
勇「それ俺から持ち主変わってないかい?その少年左利きだろ?」
剣「…」
勇「…」
剣「俺は少年に言った『キミの左手で僕を振ってみないか?』と…」
勇「伝説の裏切り!!コイツ少年に乗り換えたぁぁあ!」
剣「少年は言った『そういうの間に合ってるで帰ってください』と…」
勇「…乗り換えたのに裏切れてないじゃん」
剣「自力で移動できない俺は、翌日少年にここにさしてもらった…」
勇「…伝説のいらない子だなんて…」
剣「それでも私は決して泣かなかった!」
勇「伝説の剣のプライド!」
剣「っと言うわけで『キミの右手で僕を振ってみないか?』」
勇「もうええわ!ありがとうございました~♪」
勇者は一人で去った。
彼らのストーリーは何かの形で上げてきます。