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勇剣漫才 六作目 異世界

世界を平和に導いた勇者と伝説の剣


今度は、笑いの世界を救うために立ち上がった。

幕が開き舞台中央の階段を一人で降りてくる。


勇「どうも~右利きでーす。」


 ひゅるるる~、ドスッ!!勇者とセンターマイクを挟んで右手側に刺さる。


剣「天上から失礼レフトハンドソードでーす。」


勇「若干刺さるかと思ったわ」


剣「まあそれはともかく、何口からきた?」


勇「なにぐち(・・?いつも通り東口から入ってるけど?」


剣「西口から出ると………あの有名異世界日本だよ」


勇「マジで!?」


剣「マジマジ」


勇「後で行ってみよ」


剣「ここの管理の人たちみたいな服装で行くんだよ」


勇「なんで?」


剣「…鎧着てたら捕まる」


勇「鎧着てたら捕まる!?」


剣「剣を持っていても捕まる。」


勇「剣を持ってたら捕まる!?」


剣「魔法使っても捕まる。」


勇「魔法を使ったら捕まる!?」


剣「おーい」


勇「はに○」


 …フラフラと後ずさりする勇者


勇「…マジか?」


剣「マジだ」


勇「魔王は何してんの?」


剣「魔王はいない」


勇「魔王はぁぁいない!!」


勇「モンスターは?」


剣「いない」


勇「エルフは?」


剣「いない」


勇「亜人は?」


剣「いない」


勇「聖女は?」


剣「いない」


勇「勇者は?」


剣「無職のクズ」


勇「魔法使いは?」


剣「三十歳までに性交渉しないと、魔法使いになるって噂だけある。」


勇「病気じゃんソッッレ!!職種じゃなくて病気じゃん!!!」


剣「悲しいかな、それが異世界だ!」


勇「異世界…過酷すぎる…」


剣「だから転生者の能力がたかいのは普通、住んでる世界が過酷すぎる。」


勇「じゃあ俺が西口から出ようと思ったら?」


剣「まずは服を買わないとな」


勇「服を買う」


剣「通貨が違うけどここで舞台をやった分は向こうのお金で貰えるみたい」


勇「ほうほう、それは助かるな」


剣「一時間1000円らしいけど出番は長くて10~15分程度で250円俺たちはコンビだから半分で125円どんなに働きたくとも一日一回が上限」


勇「うんうん、それで服は買えるん?」


剣「パンツも買えない」


勇「買ぁえぇなぁいぃい?」


剣「安いので考えてパンツ3日ズボン10日シャツ10日靴15日上着20日クロムハ○ツ1000日かな」


勇「西口から出るだけで3年!!!あんなんちょっって出るだけじゃん!?」


剣「3年」


勇「でもそれしないと捕まるんでしょ?」


剣「最悪一生牢獄」


勇「あとクロムハ○ツってなに?」


剣「あっそれは別になくても行けるかも?」


勇「あっそれなら別に行けるかも?っって!それでも二か月じゃん!!」


剣「まあでも行けなくはない」


勇「剣がダメならお前はどうやって紛れ込んだ?」


剣「子供のおもちゃを装ってる…」


勇「…」


剣「…」


勇「伝説の剣のプライドは!!!?」


剣「異世界…過酷すぎる…」


勇「うわぁぁん異世界こわぁぁぁい」


泣きじゃくる勇者を隠すように幕が下りる。

異世界日本って恐ろしいね


なんせ作者でも、とても生きていける気がしないw


あと『はに○』なにかわかんない人が多そうw

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