二作目 勇剣漫才 伝説の…
勇者と伝説の剣は相性が悪かった。
しかし仲がわるいわけじゃない。
魔王討伐後、一人と一本が語りだす。
勇「勇者右利きで〜す。」
伝「伝説のレフトハンドソードで〜す。」
二人「俺達揃って相性悪い〜ずで〜す。」
勇「俺達、相性悪いなりに、頑張って魔王倒して伝説になったよな〜」
伝「俺は最初から伝説の剣ですけど」
勇「俺達には、伝説のネタ、伝説のオチが相応しいと思うんだ」
伝「お前のは、左用を無理矢理右で使った伝説だけどな」
勇「昔見ていたアニメで『アンドロメダやがな!!』で終わる伝説のギャグがあったんですけど、アンドロメダやがなは、ちょっと地球内ではないですよね」
伝「お前程度の伝説では無理な話だな」
勇「ヤケに絡んでくるな」
伝「レフトハンドソードを右手で使うからだろうが!」
勇「俺右利きじゃん!じゃあ伝説のギャグ作れるのかよ!!」
剣「余裕じゃボケぇぇ!!伝説の剣なめんな!!」
勇「じゃあやってもおうじゃねぇか!!」
伝「余裕じゃコラ!!」
勇「じゃあ…伝説の幕開けと行こうか…」キラリと光る歯
伝「話し戻すけど左上から右下に切るのが一番威力でるのに、右手だから盾が邪魔そうだったな」
勇「うん左手で持つとまともに振れないから」
伝「そもそも魔王の弱点を突くために左ようなんだけど」
勇「魔王の弱点?右の角の付け根でしょ?」
伝「正確には内側の付け根な」
勇「最終的に切ったと思うけど?」
伝「角度の問題だ!!」
勇「どういうこと?」
伝「竪と横の間は?」
勇「斜め?」
伝「そう、斜めと縦の間は?」
勇「縦めの斜め」
伝「そう、もっと縦めにいれないと右にある心臓に当んないんだよ」
勇「いや、だから途中でグニャってして当てたじゃん」ちょっと嫌そうに
伝「グニャ~した瞬間、魔王が何すんのって顔してたろ!!」
勇「いいじゃん魔王相手なんだから」
伝「俺も魔王と同じこと思ったわ!伝説じゃなきゃ折れてるよ!!」
勇「折れめが無いのは確認してやったよ」
伝「魔王の最後の台詞は?」
勇「次はキチンと左利きのヤツにしろ・・・ザクッ!」
伝「グフッ!だ、ヤバめボケやめい!!」
勇「ヤバめ?やばくないっしょ」
伝「やばい寄りだったからヤバめだろ!」
勇「平気で~す。」
伝「どっち寄りか判断おかしくないか?」
勇「にょろ~ん平気で~す。」
伝「はあ、この間食べてた醤油豚骨ラーメンは?どっちより?」
勇「醤油めだ」
伝「お前に対するこの憤りは?」
勇「あきらめだ」
伝「このアンコほとんど泥なんだけど!!」
勇「アン泥めだ…ん?」
ハッとして剣の方を見る。
伝「そう!ここで!!」
勇「アンコに泥を混ぜたらいかぁぁぁぁん!!!」ここまでで一番の声で!
伝「アンドロメダやがなぁぁぁぁぁあ!!!」ショックを受ける伝説の剣!!!
勇者の容姿を書くのを忘れていた。
黒髪で色白、基本的に伝説の鎧と盾を持っているが気分で違う。
伝説の剣 剣です。