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勇剣漫才 一作目 聞き間違いなろう風

伝説の剣には耳がないので聞き間違いをするそうな


勇「どうも~勇者右利きで~す。」


 左手に盾を装備した勇者の左に伝説の剣が刺さっている。


剣「どうも~伝説のレフトハンドソードで~す。」


両「二人合わせて相性悪いーずでーす。」


剣「聞いてよ~、この前小学生の家に拾われてた時にさ~、妙な聞き間違えしたんだよね~」


勇「なに?色々置いといてとりあえず聞こうか?」


剣「お年寄りってゲーム機の種類とかわからないじゃん?」


勇「うん全部ファミコンとかね、最初、ファミコン?何?ってなったよ…」


剣「平成生まれとのギャップ!」


勇「いいから続き」


剣「そうそう、そしたら急に『巫女巫女ナースどこいったん』って言い出してさ」


勇「巫女巫女ナース!どこの世界のどんな状態だ!」


剣「俺もそう思ったんだけど」


勇「ひょっとしたら二人?それとも三位一体?」


剣「そこに喰いつくな、話を戻すとそれが聞き間違いだったんだよね」


勇「夢も異世界も巫女巫女ナースあったもんじゃねぇ…」


剣「ゲームのコントローラーだったんだけど」


勇「そんなもののために巫女巫女ナースの夢が…」


剣「結局『ピコピコのやつどこいったん』って言ってたんだ」


勇「巫女巫女ナースって言ってた方が良かった!!てめぇ耳ついてんのか!!」


剣「伝説の剣にそんなのねぇよ!!」


勇「伝説ッ!って言ってもその程度だな!!」


剣「ちっ…それでさ『石の上にもう三年』って諺を聞いたんだけど、あってるかわかんないんだ」


勇「ググれカス!!」


剣「いやネット環境ないから」


勇「俺も、この世界の諺~詳しくないよ?」


剣「でも、なんかありそうな気はするんだ?」


勇「っと言うと?」


剣「石の上にもう三年、絶対治癒瞑想スキルで瞑想していたら、いつの間にか伝説になっていた件!!」


勇「なろうで有りそう!諺ではなくなろうで有りそう!なろうで有りそうな件!!」


剣「じゃあやっぱりないか…」


勇「あっ、俺も思いついた。」


剣「一応言ってみ?」


勇「石の上にもう三年、ただの鉄の剣だった俺が石の割れ目に挟まっていただけで伝説の剣になった件!!」


剣「有りそう!主になろうで有りそうな件!!」


勇「実写化の際は主役をどうぞ…」


剣「え〜、実写版だなんて、私膵臓無いんですけどいいんですか〜」


勇「膵臓食べたい勇者なんて居ないから大丈夫だよ〜」


剣「え〜そうですか〜、なら一つだけ〜」


勇「なんでも言ってごらん」


剣「鉄の剣じゃなくて鋼の剣にしてくれ!」


勇「伝説の剣のプライド!!」


剣「鉄の剣って、ただのFe単体じゃないですか〜、オリハルコンが〜、レアメタルや魔法の合金で無いものをやるなんて〜、無理だと思うんです〜」


勇「元素レベルでの否定!」


勇「でも、そんなこといってたら、ネットとかニュースで叩かれるよ」


剣「ネットとかニュースって例えば?」


勇「ネットニュースなら、ニコニコニュースとか?」


剣「えっ?巫女巫女ナース!?」


勇「もうええわ」


勇剣「どうもありがとうございました。」

巫女もナースもあったもんじゃねぇ!!

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