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すみません、妻です  作者: まんまるムーン
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安全を期して、なるべく上の方から片付けていくことにした。


これはもはやジェンガだ! 


そう思うと、楽しくなってきた。


文房具のカタログ、大量のチラシ、山からどんどん切り崩してまとめ、ある程度溜まったら、紐で縛っていく。


発掘途中でお宝もたくさん出てきた。


お中元のビールやコーヒーの詰め合わせ、結婚式の引き出物らしきカップアンドソーサーのセット、出てくる、出てくる! 


これ、フリマかネットで売ったらけっこうなお金になるんじゃないかな? 


そしてついに私の机は姿を現した。


ずっと埋まったままだったのでかなり汚れていた。


私は丁寧に磨き上げた。


引き出しの中も椅子もキレイに拭いた。


そして引き出しに文房具などを整理して収納し、仕上げに家から持ってきたお気に入りの卓上パンダカレンダーを飾った。


苦労して発掘したせいか、愛しくてたまらない! 


掃除の成果を見た先生は、ものすごく喜んでくれた。


いろんなところを見ては「スゲー! スゲー!」って、まるで子供みたいに驚いていた。


なんだかこの人、可愛いな。


こんなに人に喜ばれたのって、家族以外ではほとんど無い。


私の直観は間違っていなかった! 


私、この先生好きかも~! 


ここで働きたい! 


この机でずっと仕事が出来るように頑張ろう!





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