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すみません、妻です  作者: まんまるムーン
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絶対に内定を取って、長かったバイト人生に終止符を打とうと思った。


が、しかし、どこでどう間違ったのか、この人は私の面接ではなく、お見合いに来たのだった。


そして私のせいで遅れてきたお見合い相手が怒ってしまって、見合いは失敗したようだった…。


涙が溢れ出た。


せっかくこの人の元で働きたいと思える人と出会えたのに! 


聞くと、税理士では無いけど、この人も個人事務所をやっていると言った。


ダメ元雇ってもらえないか聞いてみた。


このチャンスを逃したくない。


そしてなんとかお試しで働かせてもらえることになった。


室内清掃でもゴミ処理でも構わない! 


この丁度いい人に、絶対に私を雇いたいって思ってもらえるように頑張ろう! 




 先生の事務所は、駅から近いマンションの一室にあった。


カフェから出た後、面接の時にもらった名刺を頼りに下見に行ってきた。


今風のカッコいいマンションで、気持ちも上がった。


服装は自由と言っていたので、OL雑誌を研究して、着回しできそうな服を買いに行った。


あのマンションで働く女性をイメージしてコーディネートをした。


ワクワクが止まらない。


仮の就職だけど、母もすごく喜んでくれた。


期待を裏切らないようにどんな仕事も手を抜かないで頑張ろう! 




それがあの人にとっても励みになればいいな…。







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