表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すみません、妻です  作者: まんまるムーン
49/120

49




「だいたいあんた、何様だって言うのよ! そりゃ代々いいお家柄なのかもしれないけど人間としてはどうなのさっ! うちのミー君バカにすんじゃないわよ! 小さい頃に父親に死なれて、私は朝から晩まで仕事でろくに手をかけてあげられなかったのに、それなのにこの子は…この子は…一生懸命勉強して…大学に受かって…国家資格も取って…ウッ…ウッ…。」


「…お母さま…。」


肩を震わせて泣くおふくろを心配して、岩田麗子は背中をそっとさすった。


その岩田麗子を見て、藤崎親子はギョッとした。


「あなた! 何なのそのお腹! その大きさ…もう5か月にはなってるわよね!」


「え?」


彼女の腹を見た。


何? 


どうした? 


腹が異様に出ている。


細身の彼女の体の腹だけ、何か生命体がいるかの如く突き出ていた!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ