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すみません、妻です  作者: まんまるムーン
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うちの事務所は入り口横の部屋が応接室、その前がトイレとお風呂、奥にLDKとその横に書庫に使っている個室がある。


LDKは長細くて、ベランダ側のリビング部分を事務室にしている。


手前のキッチンはL字型になったシステムキッチンだが、料理に使ったことは無い。


せいぜいお客さんにお茶を出す程度だ。


冷蔵庫にはお茶やコーヒーや、仕事終わりに飲むビールがほとんど。


お惣菜やお弁当を買ったときについていた調味料のパックなど、いつの物かわからない物がたくさん詰まっているけど、もはや怖くて触れない。


見ないように心がけている。


キッチンの床にはペットボトルが入った段ボールが積み上げられ、自分でも気づかなかったがここにまでカタログやダンボールゴミが散乱していた。


他人の目が入ることで、初めて事務所の汚さを自覚した。


テレビでよく見るゴミ屋敷とはいかないまでも、俺は汚部屋住人だったのだ。


彼女はてきぱきと不用品を片付けて行った。


俺は自分の机に戻って作業を始めた。


他人が同じ部屋にいる事への不安はあったが、それは杞憂に過ぎず、思いのほか作業に集中できた。



何なんだろう…。




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