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最終話です。あとがきに次回作のお知らせを載せていますので、読んでいただけたら嬉しいです。^^
「こちらへどうぞ!」
予約していた客が時間通りに事務所へやって来た。
俺は応接室へ案内した。
準備していた書類は全てテーブルの上に用意している。
後は印鑑をもらうだけだ。
ギーガシャン、ギーガシャン
メタリックなロボットがお盆にお茶を載せて応接室へ入ってきた。
音も出ている。パーツが進化を遂げたようだ。
ギギギギー、ガシャン
ロボットはテーブルにお茶を置いて、深々とお辞儀をした。
礼儀正しいロボットだ。
ギーガシャン、ギーガシャン
ロボットは戻っていった。
客人はうろたえながら聞いてきた。
「先生…あの方は…?」
「すみません、妻です。」
終り
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。次回作はすでに書き終えていて本作のスピンオフになっています。次回作は、本作の中で瑞貴と居酒屋に行って麗子と沢渡が一緒にいるところに鉢合わせになった、瑞貴の司法書士友達の津田先生が主人公になっています。津田先生と鬼嫁である彼の妻のバトル、そして秘められた切ない恋模様、さらに、津田先生目線から見た本作の居酒屋のシーンと、本作には出てこなかった瑞貴と麗子の結婚式のシーンも登場します。こちらも読んでいただけたら嬉しいです。連載はすぐにはじめられる準備をしていますが、私事で三月はとても忙しく、毎日の投稿が難しいので、用事が片付き次第、連載に入らせていただこうと思っております。一応、三月下旬ごろを予定しております。連載が始まりましたら、またよろしくお願い致します。 まんまるムーン




