表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すみません、妻です  作者: まんまるムーン
119/120

119





 いつだったか外出中に、郵便局かどこかへ出かけていた彼女を、偶然通りで見かけた。


人込みの中で、彼女だけが目に入った。


風で彼女の髪が揺れていた。


その光景はとても美しくて、彼女が歩いている姿をずっと見ていたいと思った。


その時、彼女が俺に気付いて、こっちを見て笑顔で手を振った。


胸が高鳴った。


そうだ、俺はその頃からそう思っていたんだ。


俺は彼女の為に生まれてきたのかもしれないって。


今までにあった悲しかった事や辛かったことは、きっと彼女を分かってあげられるために俺が経験しなければならなかった事だったんだって。


きっと、なんてことないことだって、本当は意味があって、未来に続いて行くんだ。


大事にしよう。


一瞬、一瞬を…。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ