終わりに
乱暴な意見で申し訳ありません。
ですが、私は戦争を求めている訳ではありません。
平和な暮らしを求めているだけです。
でも、それは全ての国民の平和であり、誰かの犠牲の上の平和ではないのです。
勿論、誰かしら何かを我慢し、嫌々ながらも義務を果たしているでしょう。
けれども、それは権利を主張するのと引き換えの責務の筈です。
権利には義務が発生するからです。
権利だけ主張し、それに見合った義務を果たさないのは妥当な行為ではありません。
我々は平和に暮らす権利があります。
けれども、それには国家を安全に保つ義務が生じるのです。
外国から不当な圧力を掛けられない様にするには軍隊が必要ですし、国民の権利が不当に侵害されたら抗議しないといけません。
抗議が届かないなら、力で正義を求める以外にはありません。
それは国家を安全に保つ当然の義務なのです。
何もせずに平和が得られるなんて、虫が良過ぎるのです。
平和は結果であって、求めるべきは正義です。
人情も大事にはすべきですが、法の正義を蔑ろにするならば、いつかその法によって足元を掬われますよ。
法は制定された目的があります。
日本国憲法は第一に、日本国民の平和と安全を保障する為のモノです。
国家の権限と権力の源泉を定めるモノです。
今、その国民の生命と財産が蔑ろにされているのですから、それを許している現状は、日本という国家そのものが傷つけられているのです。
国家の名誉と尊厳が踏みにじられているのを許していたら、日本国の在り方そのものが歪められますよ。
国家は国民を守る義務を放棄しますよ。
だって、今はそれが出来ないのですから。
寧ろ、してはならないと言われているのですから。
私はアナタの命や平和な生活が大事なのです。
それは取りも直さず、私の命も平和な生活も尊重して欲しいからです。
それを考えるなら、それが奪われたままの方々がいる事を許してはならない。
自分が大事だから、他人を尊重しなければなりません。
平和な日本を求めるのなら、同じ日本人の平和な生活を守らねばならない。
今も帰国が叶わない人がいるなど、許してはならないのです。
それは他でもないアナタ自身がそうならない為に。