詩人の終わり
壊れたラジオから流れる最後のニュース
胸を突く
高い十字架の白い教会で空を仰ぎ見る
コバルトブルーの列車が記憶の彼方へ
自由な想いと真っさらなチケットで僕らを運ぶ
窓景色に流れゆくノスタルジー
詩人の終わりが暗幕と訪れる
詩人の終わりが映写機に消えていく
モノクロの風が吹き抜けて 僕を連れ去る
体中が舞い上がり 僕は夢を見る
少年のように
飛び行くプロペラ機が 褐色の星を巡り行く
緩やかに
高い草丈の蒼い草原で空を眺め渡す
ヴェルヴェットブルーの汽車が追憶の彼方へ
時間を忘れる忘却のチケットで僕らを運ぶ
車窓に流れ行く慕情よ
詩人の終わりが天幕を降ろしていく
詩人の終わりが写真機に消えていく
虹色の風が吹き抜けて 僕らを連れ去る
心と気持ちが舞い上がり 僕は夢を見る
少年のように
宇宙を巡る天体模型が
君と僕たちを包み込み 抱きしめる
あの想い出と友たちが 潤う場所に舞い戻る
詩人の終わりが終幕を降ろしていく
詩人の終わりが通信機に消えていく
点描画の風が吹き抜けて僕を連れ去る
メロディーと詩が舞い上がり 僕は夢を見る
少年のように
詩人の終わりが暗幕と訪れる
詩人の終わりが携帯機に消えて行く
七色の風が吹き抜けて 僕を連れ去る
体中が舞い上がり 僕は夢を見る
少年のように
ファンファーレが響き
歌声が木霊し
全てが調和して
僕の夢は終わる
永遠に




