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帰り

 赤い夕陽が橋を照らす。長い長い、紅に囲まれた影が一本伸びている。

 ひぐらしの声が響く空を見上げると、遠くに黒い雲があり夕立ちを降らせているらしい。

 8月。

 学校からの帰り道、私は行きの時に見た川を覗きこんだ。

 川には魚の泳ぎによる波紋が所々起き、波の動きはその部分だけ不規則になる。

 変わらない流れの中に表れるイレギュラーな存在。

 世界にとって、それはいったいどんな意味を持つのだろう。

 バタフライ効果のように、いつかとても大きな力になるのだろうか。

 揺れる水面はキラキラと輝き、ダイヤモンドダストのように自然の神秘を感じる。

 魚が跳ねる。

 車が後ろを通る音に我に返り、暗くなり始めた家路を急いだ。


――――――――――――――――――――


 白い紙は何が書かれているのかが分かってその存在意義が証明される。

 そして、それは……

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