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君は花のように  作者: 恋華


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16.自由な暮らし

 ダリアステラに来てからリアは初めてがたくさんあった。まずは子供たちだけの集団生活だ。現在、リアを含めて十二人の子供たちがいる。食事や洗濯、掃除などを分担して行う。

 そして次は勉強の時間である。先生は現在三人でレベルに合わせて子供たちが振り分けられ、魔法を学ぶ。座学と実践があり、リアは実践がとても楽しみな時間だった。

 最後に体術訓練だ。本では魔法使いは接近戦は苦手というイメージがあるが、ここでは体術や剣術など戦闘で必要なことを学ぶのだ。

 リアは知識をどんどん吸収していった。もともと本を読むのが好きだったため、魔法書を空き時間に読んだ。学校にあるすべての魔法書を読み、学校を出ていく頃には魔法を自在に操れるようになるのである。


「リア!ここに居たんだね。また本読んでるの?うわ、難しそうな本だね……」


「へレナも本読みなよ、面白いよ!」


「私は体術の方が好きだなぁ……。身体能力を魔法で強化して、戦う方がいいかも」


 魔法には三種類のタイプがあることが分かった。一つ目は魔法を中心に戦うタイプ。二つ目は体術、魔法をバランスよく使いこなすタイプ。三つ目は体術を魔法で強化して戦うタイプ。

 へレナは三つ目でリアは二つ目に分類される。


「魔法書を読まなきゃ、強化魔法も覚えられないんだよ?」


 リアの指摘にへレナはぐうの音も出ないようだ。


「リアはとっても勉強熱心だよね!」


「そうかなぁ……?」


「自由時間も本読んでるのはリアだけだよ!きっとリアは出世するね!」


 へレナはリアが読み終えた魔法書の山から一冊拾いパラパラとページをめくった。ページをめくったのはいいがお気に召さなかったらしい、元あった場所へそっと戻した。


「出世?」


「あれ?知らなかった?私たちは魔法、戦い方、生きて行く術。それらを教えてもらう代わりにダリアステラのために働くんだよ!出世するたびに支給されるお金は増えるから、きっとリアはお金持ちになるよ」


 リアはここへ来て、日は浅く初耳だった。魔法持ちの子供を集めて育てているのには優秀な人材を子供の頃から飼い慣らすためかと納得した。リアの生家では劣悪な環境で酷い扱いを受けていたので昔とは比べ物にならないほど高待遇である。だが大人になって解放されるのは無さそうと残念に思った。


「リア、何か落ち込んでる?」


「え?あぁ出世できたら自由はあるのかなって」


「自由かぁ……分かんないけどリアと私でダリアステラを旅行とかは許されるんじゃないかな?」


 大きくなったらレオナールに会うことは叶わないのだろうか?そんなことはダリアステラの宰相が知っていること。今は考えても意味がない。生きる術をひとつだけでも多く身につけて将来に備えようとリアはまた魔法書を読み始めた。



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