虫みたいな哺乳類:ハダカデバネズミについて
ハダカデバネズミ(Naked Mole-Rat)
〜バカみたいな進化を遂げたネズミ
ハダカデバネズミとは、アフリカの地下に生息する小型哺乳類であり、
「哺乳類なのに哺乳類らしさを捨てた」
という前代未聞の進化を遂げた生物である。
その特徴は以下の通り。
・毛がない
・目が悪い
・痛みを感じない
・ガンにならない
・寿命が異常に長い
・見た目が完全にバグ
科学者たちはこの動物を
「哺乳類の裏切り者」
と呼んでいる。
【発祥】
ハダカデバネズミの起源は、進化の過程で
「毛を生やすのが面倒になった」
という怠惰な理由によるとされる。
その結果、彼らは毛を捨て、
ついでに哺乳類としての誇りも捨て、
地下に引きこもる生活を選んだ。
もしも君の兄弟や子供、
或いは親友がニートだったとして
そいつがいつも暗い部屋に引きこもっていて
季節を問わず裸で過ごしているところ
想像してみてほしい。
その理由が
「服を着るのが面倒になった」
ということだとする。
クソキショなのは間違いない。
【生態】
ハダカデバネズミの生活は極めて単純である。
・掘る
・食べる
・掘る
・寝る
・掘る
・働かされる
彼らは地下に巨大なコロニーを作り、
“女王” と呼ばれる個体が繁殖を独占する。
つまり、哺乳類でありながら
社会構造が完全にアリと同じ
という謎の進化を遂げている。
地下でブラック企業勤め。
どっかの「ざわざわざわ・・・」系漫画に
登場しそうな雰囲気がある。
【歯】
ハダカデバネズミの歯は、哺乳類の常識を完全に無視している。
・唇の外側に生えている
理由:掘るときに口の中に土が入るのが嫌だったから。
・左右の前歯が独立可動
つまり、“二本のスコップ”として使える。
研究者はこの機能を
「デュアルショベルシステム」
と呼ぶ。
(もちろん冗談である)
【声】
ハダカデバネズミは地下生活のくせに、
20種類以上の鳴き声を使い分ける。
・ピッ
・キュッ
・ギャッ
・ギョッ
・ギョエエエ
これらの鳴き声は、
コロニー内の階級によって微妙に違う。
・女王の声
他の個体より低く、威圧感がある。
労働者はこの声を聞くと働き始める。
・労働者の声
常に忙しそう。
・兵士の声
やたら大きい。
地下暮らしと聞けば、
何やら静かなイメージを
持たれがちではある。
しかしこのハダカデバネズミに至っては
”クソ五月蠅い”
特に地下トンネルは音が響くため、
コロニーは常に騒音状態である。
つまり「ざわざわ・・・」程度では済まない。
【寿命】
ハダカデバネズミは、
体のサイズに対して異常に寿命が長い。
普通のネズミは大体2〜3年程度なのだが、
この騒音出っ歯ネズミは30年以上も生きる。
その特徴として以下の点が挙げられる。
・老化しない
ハダカデバネズミは、
年を取ってもほとんど老化しない。
・白髪にならない
・シワは最初からある
・筋力が落ちない
・繁殖能力も落ちない
つまり、
「最初から老人みたいな見た目で、そこから変わらない」
という子供部屋おじさんを地で行く生き物である。
【痛覚の欠如】
ハダカデバネズミは、
痛みをほとんど感じない。
この点は人間のニートにもみられる
社会からの疎外による精神的苦痛のマヒと
非常によく似ているが、
彼らのそれはニートの比ではない。
・酸をかけても平気
・熱しても平気
・針を刺しても平気
・研究者が驚く
痛覚を捨てた理由は不明だが、
地下生活のストレスに耐えるために
「痛みを感じないほうが楽」
という結論に達したと考えられている。
正に人間のニートと同じ理由である。
【ガン耐性】
ハダカデバネズミは、
”ガンにならない哺乳類 ”
として知られている。
細胞同士が異常に協調性が高く、
「お前増えすぎだぞ」と互いに注意し合うためである。
しかも人工的に皮膚の一部を老化させると、
その老化した細胞が自ら死滅し、
若さを保つようにできている。
ここまで聞くと世の女性たちは
こぞって彼らの細胞を欲しがるだろうが
移植した瞬間過酸化水素が発生し
全身の細胞を死滅させる可能性があるので
やめた方が良いだろう。
【社会性】
ハダカデバネズミの社会は、
完全な階級制である。
・女王 → 産むだけ
・兵士 → 守るだけ
・労働者 → 一生働く
労働者は休むと怒られる。
怒るのは女王ではなく、
周りの労働者である。
つまり、
“同調圧力によるブラック化”
が自然発生している。
これに関してはニート云々よりも
昭和生まれの日本人諸君の方が
共感できるポイントかもしれない。
しかし彼らと我々の大きな違いは
過労死しない点である。
【まとめ】
ハダカデバネズミは人類における
ニートとブラック会社員の両立を果たした
近年まれにみる哺乳類である。
しかし彼らはニート違って働き、
ブラック会社員と違って辞めたいとは
思っていない。
以下、読まなくても良い豆知識たち。
1. 体温調節ができない(哺乳類のくせに)
・暑いとき → 地下の涼しい場所に逃げる
・寒いとき → 仲間の上に乗る
・それでも寒いとき → あきらめる
2. 酸素が少なくても死なない
地下トンネルは酸素が少ない。
しかし、酸素が少ないと
植物のように代謝を切り替える。
つまり、哺乳類なのに
一時的に 植物モード になる。
3. 目がほぼ役に立たない
地下生活のせいで、
視力はほぼ退化している。
・光は感じる
・形は分からない
・仲間の顔も分からない
・そもそも顔を気にしていない
4. 女王が巨大化する(物理的に)
ハダカデバネズミの女王は、
繁殖を始めると 背骨が伸びる。
ハチかアリみたいだね!!
5. 女王は他のメスを“物理的に”抑圧する
女王は繁殖権を守るため、
他のメスを体で押しつぶして威圧する。
女王の圧政(物理)である。
6. 皮膚がシワシワなのは“伸びるため”
狭いトンネルで方向転換するときに便利だから。
7. コロニーの温度調整は“団子”で行う
ハダカデバネズミは、
寒いときに団子状に固まる。
8. 地下トンネルは100m以上に及ぶ
彼らのコロニーは巨大で、
トンネル総延長は100mを超えることもある。
・寝室
・食料庫
・トイレ
・女王の部屋
・謎の空間(用途不明)




