感想文2
以下の作品の第二部です。
カルト宗教がとんでもない悪行を重ねまくっている件に関して小説化してみた
作者:フランスのセクトは破壊的カルトと同じ意味合いらしい
https://ncode.syosetu.com/n3325kz/
長いので3枚に分割しました。
この文章は2枚目に当たります。
続きは10分後に投稿します。
比較的直近では、警視庁刑事部長が、官邸からの指示に従い、性犯罪の逮捕状執行停止を行い、性犯罪を揉み消すという前代未聞の大問題もありましたよね。
このケースは、このカテゴリーの人であればわかると思いますが、部長が現場にそんな指示を出せば、部長の意向を汲んで捜査幹部、捜査員ともに動く為、100%、事件は隠蔽される方向に動きます。
にもかかわらず正当な権限行使をしただけで、犯罪の揉み消しをしていないと平気で豪語した元警視庁刑事部長(後に警察庁長官となる)は、物凄い面の皮の厚さだなと、驚いてしまいますよね。
これらのケースが示すように、警察幹部による犯罪の揉み消しやでっち上げによる逮捕は、残念ながらごく普通に行わせている警察キャリア、警察幹部による不正、犯罪でしかありません。
これは警察の闇であり、警察史上、隠しておきたい恥部に当たる問題ですが、作中でも取り上げたように、二股事件を告発した山崎兵八刑事を、静岡県警と静岡地検が共謀し、精神障害者にでっち上げることで県警の不正を隠蔽するという、最悪の問題も起こしています。
つまり、内部告発者を潰す為に精神障害者にでっち上げる手法は、実は古くからあって(戦前にもそのようなケースが散見されています[例:島津大逆事件])、それが継承されて発生し、それを市民記者が記事にしたことで表沙汰になったのが、恐らくやりすぎ防パトの記事なのだろうと考えられます。
カルトが警察のこうした体質を利用し、カルトにとっての邪魔者潰しに警察組織を利用(動員)する。
カルトの持つ最悪の体質と、警察の持つ最悪の体質が混ざり合うことで生ずる悲劇。
それが工藤愛梨紗自殺問題の真相である、ということになります。
ですので、工藤愛梨紗のお話は荒唐無稽な創り話などでは決してなく、この国で暮らしている国民であれば、誰の身にも現実に起きうる現実的な脅威なんです。
第二部をお読みになられた方の感想は、様々でしょう。
手口を読んで「救急車や消防車からつきまさわれる現象は、こういう手口で対象者に思い込ませていたのか」とか「ヘリストはないと思っていたが、こういう手口で対象者に被害に遭っていると思い込ませていたのか」など、発見があった方もいたのではないかと思います。
ガスライティング被害に遭ったと言われる方は、本当に被害に遭われている方と、被害に遭ったと思い込まれている精神障害者の方がいます。
だから本当の被害者なのか、精神障害者の方なのか、見分ける必要があるのですが、この作品を通じて、被害証言の中に「緊急車両からのつきまとい」や「ヘリスト被害を訴える」というものが含まれているからといって、現実に不可能だという理由で、安易に精神障害だと決めつけて、門前払いしてしまうことが間違いだということがご理解できたと思います。
ガスライティングの計画を立てている大元は、本当に、悪魔ですよね。
存在自体が極めて有害なので、死刑にすべき社会の汚物です。
ところがそういう輩が野放しになっているんですよね。
アンカリングを理解し、アンカリングの性質を理解していれば、”ターゲットにそのような被害に遭っていると思い込ませる為には、どのような行動を取る必要があるのか”を、逆算することによって加害側の行動を推測したり、予測したりすることができるようになります。
そしてガスライティングが行われた証拠を押さえたり、立証することも視野に入ってきます。
現在、工藤愛梨紗のような深刻な被害に遭っている方は、流石にいない(と思いたい)ですが、これからは被害に遭った人がガスライティングの手口を予測し、少人数の仲間と共に証拠を押さえて、加害者達を刑事裁判の法廷や、民事裁判の法廷に引きずり出して、報復するタームに移行していくのではないかと考えています。
スマホで簡単に動画撮影できるようになったことも大きいです。
ガスライティングが行われた現場の記録、ガスライティングの指示を出した証拠、この二つがないと、ガスライティングを立証することは不可能だからです。




