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夢野いつき編 コスプレにも度がある。

無我夢中に走っていると、いつのまにか全然知らない景色に変わっていた。人も多く道を歩いている。ここら辺はよく人が多いところなのか?というか、みんな服がコスプレ。私はみんなの服をまじまじと見ることにした。


あ、あれは、魔女の服?帽子もとても大きいし、美しい黒色に思わず視線が魔女の方へいってしまう。見惚れてしまう。しかもとても大きな魔法の杖を持っている。コスプレ力がすごいと思う。


あれ、あれはもしや執事の服?しかもそこには大勢いる。みんな同じ服装で、綺麗な姿勢で何かを待っている様子。しかもズボンのポッケの中には銃もあった。玩具の銃かな。流石にコスプレにも度があるから、本物の銃なんか持っていたら犯罪だろう。…いや、日本じゃないから犯罪じゃないかもしれない。私は命の危機を感じた。


というか、あれは猫のコスプレ?随分と可愛らしい様子に自分の心も温かくなる。しかも手の爪も長くてリアル。まあコスプレにも度があるから、きっと安全な爪なんだろう…と思ったが、どうやらそれは違ったようだ。そこらへんに存在する木の幹がまるで猫の爪で引っ掻かれたような跡が紛れもなくたくさんついていたのだ。しかもそこら中にあった。


ま、まさかね。あの猫の爪なわけ…。私はそう言って、恐る恐る後ろに下がった。すると、突然声をかけられた。


「あの〜…」


私は後ろを振り向くと、そこには先ほど見ていた魔女のコスプレをした女性の方が、私に話しかけてきたのだ。先ほどの観察が気に食わなかったのかもしれない…、そう心の中で勝手に反省をしていると、魔女のコスプレの方から思わぬ言葉を言われた。


「あなたには、魔力を感じない…。正直、素質がないわね。」


どこかの漫画のセリフですか?

美味しい、食テロ見るだけで。

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