〜凛と結衣の物語〜
ちょくちょく更新していく予定です。温かい目で見て頂けると幸いです。
「やったー!」
私の名前は結衣。今日は、高校受験の合格発表だ。横にいるのは、幼稚園の頃からの幼なじみ、凛だ。2人 とも掲示板に受験番号が乗っていた。私は嬉しさのあまり、凛に抱きついた。
「ちょ、やめてよ....恥ずかしい....」
そう言って拒む凛の手には、ほとんど力が入っていなかった。
「今日、家で合格祝いしない?」
「いいね。久しぶりにうち来る?」
「うん!」
「じゃあ、お母さんにLINEしとくね。」
2人は、帰り道のスーパーで色々買うことにした。
「ね、何買う?」
「ジュースとお菓子と...」
「スルメイカと干し梅!」
「年寄りかよ」
そうこう話していたら、けっこうな量を買ってしまった。
凛の家に着くと、凛のお母さんが出迎えてくれた。
「いらっしゃい。2人とも合格おめでとう!ゆっくりしていってね〜」
「ありがとうございます!」
凛の家は相変わらず広い。住んでしまいたいほどだ。
2階にある凛の部屋に行き、早速お菓子やジュースを広げた。
「高校からも一緒だね!良かった〜」
「だね」
中学生の時の思い出話や、好きなモデルの話をしていたら、あっという間に日が暮れていた。
「そろそろ帰るね〜」
「うん。そこまで送っていくよ」
「ありがとう。春休みどっか遊びに行こうよ」
「いいね」
「また決まったら連絡するね」
「わかった」
それから3日ほど過ぎ、2人で映画館に行く約束をした。
生まれて初めて小説を描きました。全くノウハウのないまま、手当り次第に描きました。まだまだ文を書くのが下手くそですが、それでも読んでくれる方が1人でもいてくださるのなら、とても幸せです。