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美女とバレンタインと性嗜好

【御礼】


 なんと、思いもかけず、この日記を喜んで下さる方がいて下さって驚くやら嬉しいやら。


 嬉しいです。ありがとうございます。


 と同時に、反応をいただけることで「あ、ここもうちょっと掘り下げてみようかな」って気にもなるので、私にとっては二倍楽しい……!


【美女は作れる、自分で】


 これは自分アゲというよりも、かつて「見た目に値がつく職業」をやっていたから言えることかなと思うんですが。


 ずばり、美人は、作れます。


 なぜなら美人というのは空気感がモノを言うから。


 押さえるべきポイントは、肌、髪、姿勢、歩き方(所作)。

 そしてそれらがトータルで醸し出すのが空気感だと思ってます。

 なので、これら4つを押さえれば押さえるほど美人に見えるし、底上げすればするほど以下同文だと思います。


 私自身、早足で猫背気味に歩いている時は、まったく、誰にも、目もくれられませんしね。


 イケメンに見せる方法は寡聞にして存じ上げないのですが、強いて言うなら、私がこれまで出会ったイケメンたちに共通するのは、「服」でしたね。


 奇抜なおしゃれや高い服というわけではなく、自分の体形にフィットして、かつ、体のラインがきれいに出る服をみなさん着てらっしゃった。


 ちなみに今の恋人は、ややもすると女性用が着れてしまうようなサイズのため、既製服だとどうしても着られてる感が出てしまうんだそうです。

 なので仕事用のスーツとシャツはすべてフルオーダーだと言ってました。


 そうだよね、あなた、学生服もお直しに持ち込んで、「タックはツータックで」とか「裾のところはもうちょっと細くして」とかあれこれ手直ししてたんだもんね……。


【バレンタイン戦果】


 そうそう、今更ですが恋人のバレンタインは結構忙しかったそうです。


 私はホストをやっている彼のお仕事トークを聞くのが好きなんですが、


「高級ボトルはひと通り全部きた」


 だそうで。

 ふふふ、聞いてるだけでこっちまで嬉しい!


 ロマネ、ルイ13世、トラディション、リシャール。

 そのあたりは全部入ったそうで。


 いいねー。もう今月働かなくてもいいんじゃん? ……ダメか。

 この時期必ず現れる名物美代子は今年は見なかったらしいです。


「まぁ今年はこんなご時世やでキャッチも出しとらんから、店の誰も見かけんかっただけかもしれんけど」


 美代子は毎年バレンタインになると繁華街を練り歩いては、通りすがりの男性にチョコを渡そうとする名物ばばあなのですが、ひとり消えたらまたひとり現れる、名物ばばあとはそういうものかもしれないなって私は先日思いました。


 というのはですね。


 先日恋人が銭湯のバイト帰りに一枚の写真を私に送ってきました。

 そこには個包装のチョコが一枚写っていました。


「これ、うちの銭湯のバイトさんにもらった……どう思う?」


 というメッセ付きで。


 よくあるじゃないですか、大袋入りで、中には赤と黒と茶色のチョコが入っているやつ。

 袋の表面には明治とかガーナとかクランキーとか書いてあるやつ。

 あれを一個、ぽつんと。


「なあ、これにもお返しっているやろか……」


 いらないでしょ。


「けどよ、バレンタインですって貰ったんやで?」


 じゃあ、お返しだよってアルフォートの個包装の一個返せば?


「それはようでけへんわ」


 彼、悩んでました。


 美代子でももうちょっと数渡してくるってのに、よくまあ一個だけぽとんと渡せる人がいたもんです。ある意味あっぱれ。

 以来、私の中ではその人のことを二代目美代子って呼んでます。


【性嗜好に善悪はないけどひとつだけ思うこと】


 自分勝手を押し付けるのはドミサブ(主従関係)ともSMとも言わない。


 はい、いきなり言いたいことから始めましたけど。


 ここ最近立て続けに、「行為中の自分勝手男」の話を聞いていたもので、言いたくなっちゃって。


 あのね、性嗜好って人それぞれなので、相手の同意を得ていればどんなことをするのも個人の自由だと私は思うんですよ。


 でも、相手の女の子から


「まったく気持ちよくなくてホテルのジャグジー堪能して帰った」


 とか


「その方が早く終わると思ってほぼほぼ演技でした」


 とか聞くと、相手を気持ちよくすることに心を砕いてるんじゃなくて、自分がやりたいプレイを堪能することで意識が止まっちゃってる男子が多いのかなあと。


 そりゃあね、もともとフルマラソンが趣味の人が相手だったら最初から併走しちゃってもいいのかもしれないけど、走るのが趣味ではない人をフルマラソンに連れ出しておいて、相手が喜ばないことを相手の落ち度であるみたいに言うような人が、残念ですが、世の中には稀にいます。


「不感症なんじゃない?」


 とか


「SMができない女は女として見れない」


 とか。


 でもこういうのって全部、一部の男性が、「自分が与えたもので相手が満足してくれなかった」事実を認めるのが嫌で言ってるだけの言葉だと思ってるので。


 だって、サラリーマン金太郎みたいな振る舞いを会社ではしないわけでしょう?


 あれは漫画だから面白く読めるけど、現実に持ち込む人はおそらくいないと思うんですよね。


 当該男性たちがやってることはそれと同じ。

 虚構のなにかを現実とちょっと混ぜちゃってる。


 職場では金ちゃんの真似も島耕作の真似もしないだろうに、不思議なことよ……。


 最後に、じゃあ私はどういうのをドミサブと呼んでるのかというとですね。


「相手が喜んでその人の言うことを聞きたいと思えるように持っていくこと」


 です。はい。


 特に、鼻っ柱の強い男の子をあの手この手で屈服させるのが個人的には大好物。

 やーだー、もう想像しただけで可愛いいいい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 掘り下げ嬉しいです♡ 拝読して、ものすごく熱く煮えたぎるようないろいろが渦巻いたんですが、感想欄だということを考えて、飛ばしすぎないコメントを残さなくてはいけないと、ハっとしました。 美…
[良い点] 美人は作れる……確かに!  「あの人いいな」って人は、顔立ちだけじゃないですもんね〜 バレンタイン戦果、良かったようで何よりです(笑) バレンタインって渡す方も性格出ますね。特に義理チョ…
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