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プロローグ

初の投稿となります。初心者故、お目汚しになるかもしれませんが宜しくお願い致します。

誤字、脱字御報告頂ければ有り難いです。

「はぁはぁ、なんだってんだよ!あの野郎のせいか!?くそっ」

 漆黒の森の中俺はがむしゃらに走っている。やたらとデカい木々、聞いた事のない動物なのか虫なのか分からない音の中をひたすら必死に、死に物狂いに。

 あー何故俺がこんなに走っているのか疑問に思うだろう?説明したいが、あまりにも現実味が無いので信じてもらえないと思う。

 今俺の後ろからは犬が追いかけて来ている。犬?いや犬と定義していいのか?奴は。体長五メートルって犬でいいの?俺が知らない間にあんな品種が出来たのか?

 まてよ?奴は所詮犬畜生だ。遊んでいるだけって可能性も・・・そんなあるような、ないような可能性を信じて俺はチラリと後ろを見てみる。

 はい無理。めっちゃヨダレ垂らしてるし?俺=餌決定ですね?ありがとうございました。

「ふざけんなよ!マジで!!」

 何故こんな事になった?何故こんな所にいる?様々な疑問が浮かんで来るがまずは奴から逃げるミッションをクリアしない事には、にっちもさっちもいかない。

 とは言ったものの右も左も上も下も前も後ろ、いや後ろはダメだ。自分が何処を走っているのか分からない。

 あ~これは遭難した時と同じだ。遭難した場合はあまりその場から動いてはいけない。

 そうか!分かった!ここでじっとしていれば良いんだ!ってバカか?それこそ確実に終わる。

 まずは、この森を抜けられればと考えとにかく走る。

 



 どれだけ走っただろうか?木々の間から見える光からしてまだ夜だ。体力も限界に近い。キツイ、喉渇いた。腹減った。雑念を持ちながら気力だけで走っていると先の方が開けているように見える。

「出口か?な、なんとかなるか?」

 森から出た所で、安全かどうかなんかは分からないし、奴に追われるというのも続くかもしれないが、行くしかない。

 木々の間を抜けもう少しという所で、幹に足を取られて転倒してしまう俺はお約束通りといった感じだ。

 期待を裏切らない。いやー素晴らしいね。バーカバーカ。

 こんなチャンスを奴は逃さないだろう。ここぞとばかりに奴は飛び掛かってくる。

「あっ死ぬ・・・」

 人間こういう瞬間て恐ろしさより、諦めが先にくるらしい。

「おい!そのまま動くなよ!」

 誰かの声が聞こえた気がしたが、俺は意識を手放した。


 

暫く不定期投稿となりますが、宜しくお願い致します。

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