表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

93/93

第4章開拓録:新型魔獣出現報告書

<新型魔獣出現報告書>


暫定ざんてい名称:

 紫合成獣モヴキマイラ素体ベース鷲馬ヒポグリフおよび呪鼠人ワーラット


◆外観の特徴・近似種:

 合成獣キマイラに似る。

 胴体など肉体の基礎はヒポグリフ。

 ワシの首の上にワーラット二体の上半身を持つ。

 背中には三対六枚の翼が生え、カブトイノシシを二体つかんだまま空中を飛行、投擲とうてきできる程度の飛行能力と膂力りょりょくを持つ。


◆攻撃性:

 集落・村落を積極的に襲う。


◆個体の危険性:

 兵士一中隊程度に加え、特筆すべき個人戦力および防壁や堀など防御機構が必要になる程度。


◆出現地域:

 西方開拓地域 北西開拓地区 開拓調査拠点(暫定開拓村)付近


◆出現頻度:

 ごくまれ(突然変異個体と思われる)


◆出現時の個体数:

 一体


◆特殊能力:

 呪いの吐息ブレス


◆撃退・討伐方法:

 精鋭で足止めし、毒物で動きを鈍らせ、飛行能力を下げた後に罠へ誘導、拘束。

 その後、弓隊の一斉射撃および正騎士級魔術師の集中魔術により討伐。


◆戦闘時の特記事項:

 頻繁ひんぱんに吐き散らす紫色の呪いの吐息ブレスは、相手の得意とする能力(兵士の場合、主に腕力や脚力)を奪うものである。

 ブレスに触れれば効果は即座に発揮され、ブレスを受けた者はその場で無力化する。

 このため、相対する者は呪いに耐性のある装備を身につけるか、あるいはすでに別の呪いに侵された者でなければならない。


◆その他の特記事項:

 討伐後、死骸は一対の翼を残して粉末状に変異、崩壊した。

 これは高度の呪術にさらされた生物が死亡したときの現象に類似している。

 その背中に二体のワーラットの上半身がついていたこともあり、以前に報告したワーラットとの呪術的関連性が予測される。

 しかし新大陸北西部はまだ未開拓の部分が大半であり、裏付け調査には時間を要すると思われる。

(調査人員拡充要請等は別書類にて申請)


◆文責:開拓騎士団 当該地区担当所属正騎士

 竜騎士ロン

 聖騎士ルスカ

 獣騎士マール

 陰騎士ムスタ

 剣騎士カエデ

 盾騎士マクシム

 岩騎士ジオール

 弓騎士リアラ

 術騎士ユニ


欠けた騎士との開拓録、第一部。これにて完結となります。

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました!


ブックマークや評価など残してもらえたら投稿主のエネルギーになりますので、よかったらお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ