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第1章開拓録:防衛計画の修正について

■遠征隊の救出、合流にともなう開拓地防衛計画の変更について

 対象地域:西方開拓地域 北西開拓地区 第九開拓騎士団 開拓調査拠点

 計画立案:上記開拓騎士団所属正騎士 竜騎士ロン


【計画変更の経緯】

 外部行動していた遠征隊の合流、および援軍要請が受諾されたことにより、緊急で開拓調査拠点の外に出て行動する必要性は無くなった。とはいえ遠征隊には負傷者も多く、その治療に人手を多く取られており、紫の光による被害もあって動かせる人員は少ない。開拓地の建築物すべてを防衛することは難しいと判断し、防衛体制の一部を変更する。


【方針】

 開拓地の施設に下記の通り優先順位をつけた上で、援軍到着までの間は可能な限り外出を控え防衛に専念する。防衛にあたってはこの開拓調査拠点に滞在する人員の安全を最優先とし、手の回らない建築物は魔獣等による破損もやむを得ないものとする。援軍到着予定は十日ほど後という短期間であり、優先度の低い建築物に多少の損害があっても人員の維持には影響が少ないと判断する。


【防衛対象の建築物と優先順位】

・兵舎

 最優先防衛対象とする。ここは宿舎として以外にも食堂や食糧保管室、医務室など魔獣の多い開拓地での生存に必要な各種機能が集約されている最重要建築物である。負傷者の比率が増加しているため、今までの警備兵の一部を治療や物資運搬に回す。不足する人員は放牧地の警備兵を配置転換して対応する。


・馬小屋

 第二優先防衛対象とする。遠征隊や補給隊に所属していた馬も収容したことで防衛対象が微増しているが、放牧地の警備兵を配置転換して対応する。


・外部食料庫

 第三優先防衛対象とする。保存食は兵舎内への移動が完了しており、消費食料はこの食料庫のものを優先しているため、この食料庫に残っている食料は少なく数日で消費し終える見込みである。仮にこの食糧庫が損壊しても短期的な影響は少ないため、援軍到着までに魔獣の襲撃等で警備人員が減少した場合はこの食料庫を防衛対象から除外することも検討する。


・放牧地

 これまで防衛対象だったが除外する。援軍到着までの間は馬の運動や放牧を控え、可能な限り馬小屋から出さないようにする。ここに配備されていた警備人員は兵舎と馬小屋に配置転換し、援軍到着後に人員の余裕ができたら再配置する。


・作物育成実験用の畑

 今までも防衛対象から除外していたが、引き続き除外する。魔獣ヤツメヘビの侵入により一部破損が確認されているが、現時点では放置する。援軍受け入れ後、状況が落ち着いて人員に余裕ができてから対応する。


・開拓地外周部の防柵

 今までも防衛対象から除外していたが、引き続き除外する。今のところ大きな破損は見られないが、援軍が到着し次第優先して確認する。


【留意事項】

 遠征隊の人員は兵舎に収容できたが、そのすべてが負傷しており警備兵への配置転換は不可能である。増援が来るまでは現行の人員で警備を続けなければならない。

 厳しい現状を再認識したことによる心労を癒すため、計画立案者はしばらく愛竜の頭をなでまわすこととする。


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