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爆縮と体温の機知(7)

別々に別々の事柄

物事を別々に考えようとする

本来であれば、何本も何本も

同時に線を引かなければならない行為だ

それを同時にできるからこそ

別々に考えるという行為が意味を成す

でも

そんなに頭の良い人ばかりでは無い

それを想定すると

物事を別々に考えるということは

非常に厄介なことである


バラバラに線を引いて

それを上手く行っているなんて

誰も言わないだろう

物事を別々に考えるとは

そういう事にもなってしまう

全体を俯瞰して見た時

整合性が取れていない人など

五万といる

一つ一つでしか考えられない

凡人の限界点である

自然の物事が綺麗に見えるのは

一つ一つは違うことをやりながら

整合性が取れているからだ

あれは同時に線を引いている


逸脱した考えと

自己中心性のある行動を取る生物は

人間の他に居ない

他の生物にもバグみたいな個体は居るが

淘汰という壁に打つかり

生き残った方が勝ちという競争がある

人間には

いつしかそういう形が薄れたから

一人一人が自由に行動をする

意味や計算なども

生きることに無関係な物が多い

生きていることを忘れる為に

生きているみたいなのだ

好き勝手な形を

美しいと思い込んでいる


優しい形は姿を変えた

別々の事柄だから

それに見合った優しさになる

上限も下限も決めずに

ただ優しいだけなのだ

優しさが正しいのは

上限と下限が

決められている世界だからこそだ

それを逸脱するのなら

優しさは正しいことではなくなる

正しくない優しさは存在するのである

人間が作り出した感覚なのだから


整合性が取れない世界は

争いが多くなる

口数が増えなければ

自分が埋もれてしまうからだ

好き勝手にするという形が

それを後押ししている

自由と好き勝手は

別々の事柄なのだが

人間は同じように感じて行動する

様々な方向に線が引かれる

その光景は

実に自由な物である

俯瞰しなければ

自由が見つからないようになったら

崩れてしまう事柄がある




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