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僕が主人公じゃないの!?  作者: 阿兼 加門
第1章 主人公を求めて
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11 別の迷宮?

今回は短いです。


 僕の目の前で秋人が消えた。魔方陣に乗って消えたのでおそらく転移系だろう。そして、その原因は僕……。


「初宮! 無事だったんだな」


 リーダー様が声をかけてくるが、返事をする余裕がない……。


「秋人が……」


「ああ、さっき急に黒氏の足元に魔方陣が現れて、それで何処かに……」


「まさか……そんな……」


 僕は膝をつき、両手を床につける。


「あいつは運が悪かったんだ。まさかあんな何もないところに急にトラップが発動するなんて誰も思わないだろ」


「間に合わなかった!」


 右のこぶしを床に叩きつける。僕もあの魔方陣に乗っていれば主人公ルートに乗れたのに……。そしたら僕も最強の力を手に入れることができたのに……。


「やめろ! 俺達はあいつの無事を信じてまず迷宮を出ることが最優先だ」


 あいつの無事? そんな心配は不要でしょ。現代兵器を購入できるのだから弱い訳ないし。


「どれ、少しわしが見てやる」


 一緒に迷宮にきていた宮廷魔術師団長が現れる。


「これは転移の魔方陣で間違いない。ただ跳ばされたのはおそらく国外だろうな。ちゃんと調べないと分からないが、魔力の残滓からみてかなりの距離を跳ばされているだろう」


 宮廷魔術師団長の調査結果か、それにしてもてっきり迷宮の下層にでも送られたのかと思っていたのだけれど。


「迷宮内の可能性はないのですか?」


「ないな、あってもこの迷宮ではないだろう」


 他の迷宮の可能性もあるのか。


「助けに行くにはどうすればいいですか?」


「どのみち場所は国外だからの、今すぐ助けに行くことはできん。わしのほうでも調査してやるから、仲間を信じて力をつけることを優先しなさい」


「分かりました。ありがとうございました」


 調査が終わる頃には移動している可能性もあるし、会おうとしても会えないかもね。いずれ秋人のほうから接触してくるだろうし、それまでは修行パートかな。


 きっと次ぎ会う頃には秋人のほうが強くなっているんだろうな。


 テンプレテンプレ。


お読み頂きありがとうございます。

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