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第二話 違和感

第二話 違和感


「おかしい、どう考えてもおかしい」


真は自分のマンションに帰って一人ことをつぶやいながら考え込む。


「日本のコンビニは世界一だ。いくらバイトさんがさぼろうとしても1日も品揃いが遅くなるのはおかしい」


実際、日本のコンビニは本社があり、その本社の管理や指示にしたがって品を支店なるコンビニに届けるシステムなのだ。すごい雪や雨などで物流がちょっとくらい遅く来ることはありかも知らないが一日単位で遅くなるのはまずありえない。しかも品揃いをそのままにしておくのもおかしい。

本当に物流に問題があったとしても品揃いを直して賞味期限切れの品を棚で除くはずだから。

しかも、さっきコンビニに出かけたときのことを考えて見る限り、雪や雨が降った跡はいっさいかなった。2月だから寒いとはいえ、道が濡れてはいなかった。


「ごろごろしている間になにかあったのかな。テレビでも見ようか」


あいにく、何日も漫画や小説などを読みながら真は部屋でゴロゴロしていたのだ。

最近の人なら、テレビやパソコンなどを手にせず何日も本だけを読んでいるのはおかしいと思うだろう。いや、少なくともスマホとかは見るだろう。


でも、真はそんな人間だった。興味があるところだけに集中するタイプの人間。

もともと人と関りたくないだけの「訳ありニート」だったけど、彼の集中力は並みの人間とは違った。

真はまだその時点まで、コンビニ会社の何かの問題やバイトさんやマンションの周りくらいに何かあったのを疑ていた。


「あれ?」


テレビに何にも映らない。

正確にはリモコンであちこちとチャンネルを回してみたら、たまにチャンネルによっては何とかの放送をしている。

しかし、すぐに再放送される番組や事前に撮影をして放映される番組だろうと真は気付いた。


真はふっと不安を感じる。

ノートパソコンを開いて電源を入れる。


「まさか。。。」


真は嫌な予感がする。

確かにパソコンはネットがつないでいる。でも、天気予報を見たりニュースを見たりするヤ〇ーの場合、ウェブサイトの何か所が表示されていない。検察結果などがつないでいるところあるそうだが、そうでもないところも結構ある。これでは使い物にならないな。ア〇ゾンは見た目は問題ない。でも今は買い物をするところでもないから後にしよう。

その後、たまに見に行くだけで書き込みはしない掲示板に行っていみた。ヤ〇ーと違って見た目はまだ問題もなく、ちゃんとつないでいる。


ここでやっと真は何とか異変が起きた日にちの見当が見えた。

8日にはけっこう書き込みがあったが、9日にわたり徐々に書き込みが減る。10日になっては書き込みはあるがほとんどない。スレッドによるけど、どこも最初は通常の書き込みから「何が起きた?」とか「いったい何?」、「昼なのに町に人が少ない」とかの書き込みになっている。


「こっちのセリフだよ。いったい何があったんだ」


真はノートパソコンを閉めながらつぶやく。

そして真は壁時計を見る。朝の4時49分。。。

時計を見ながら考え込む。


「2-3時間過ぎると、この地域は出勤時間帯になるだろう。その時にもう一度コンビニに行ってみよう。何かの悪い冗談ではなけらば、その時間なら必ず誰かがいるはずだ」


コンビニで食べ物を買ってきて夜を過ごそうと思ったがそのところじゃないらしい。

そして真はその時の自分の甘さを後で感じることになる。


朝になるまで真はまたパソコンでネットや掲示板などを再び探りながら異変が起きた時間を推測する。


「9~10日か。。。」


ニュースの記事などは見当たるものがない。むしろ掲示板のほうがなんとかその当時の状況がわかるそうな気分だった。

彼が確認できたのは8日は異常を気付く人が誰もなかったかも知れない。もしくは8日は異常がなかったかもしれない。9日になって「街に人が少ない気がする、会社の誰かが出勤しなかった、連絡が取れてない」との書き込みがある。0時を過ぎた10日頃には夜に生活をする人が多いせいか、特に気になる書き込みはなかった。でもそれさえも徐々に書き込みが減り、掲示板すべてを見たわけではないけど10日3時ころにはスレッドの書き込みが止まっている。


世の中を分かるのはネットがすべてではない。もちろん真はそのことは知っている。でも夜遅い今のところ現状を確認できるのは外に出ること以外はネットしかいない。


真がそんな考えやネットの調べているあいだ7時になった。


「直接見るしかないな。。。」


真は再びマンションから出てコンビニに向かった。


未熟者が書いたものです。

読んでいただきありがとうございます。


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