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16血臭
血臭の鉄の臭いが、村全体に漂っている。
「あの時リーゼロッテが、私の誕生日より貴方達の結婚式を優先したとは、知りませんでした」
「リーゼには…断られたわ…」
傷をおいながら住むところを貸してくれた奥さんが、言った
「ですがこっそり見たかった様ですよ貴方の晴れ姿をね?」
神父は、血を浴びて立っていた。
天使を、病めた。悪魔のような…姿…で
「神父…止めろ…」
近くにいたノアが、神父に飛びかかった。
血のついた刃物を、振りかざす直前
『其処までだ』
『天界の命によりそなたを止めに来た』
そこに立っていたのは、ラファリアの姿をした
神だった。




