2話 え?俺が学校に?な、なんだって~!
「そ、そんなことが・・・まさか・・・!」
「ソウダ・・・コノオンナハ、コノモリヲ・・・アイツラヲ・・・!」
そうユメノはこの森を侵略しようとしサトシに返り討ちにされほぼ壊滅まで追い込まれた挙句、部下を見捨て帰っていったリーダーの女だったのだ・・・
「そういえばユメノはそんなことを言っていたような・・・殺されてもしょうがないな・・・」
「オレノフクシュウハオワッタ・・・モウイキテルイミナンテ・・・」
サトシは復讐を終えて生きる意味を失った・・・絶望に打ちひしがれているサトシに向けブサイはまるで父親のような自愛に満ちた表情で懐から何かを取り出しながら告げる
「なら、俺と来いよ!お前はこれから王都にある魔法専門学校に通うんだ!この推薦状があればお前は学校に通える・・・一緒に行こう!!」
その瞬間ブサイの体は四肢がちぎれ脳みそが爆散し見るも無残な姿になっていた・・・
「魔法専門学校か・・・楽しみだぜ!」
サトシはあの疲れるしゃべり方をやめていつもどおりの感じでブサイから奪った推薦状を片手に王都へと向かうのだった・・・
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「ここが王都か・・・魔法専門学校はどこだろうか?」
サトシは転移の能力が最初から使えたので王都に着くのは簡単だった・・・場所もユメノの脳から記憶を吸い出すことができたので問題なかった・・・これも最初から使えた
「待っていたぞ・・・お前が来ることは最初から分かっていた・・・」
ふと後ろから声がして振り向くとそこにはこの国の王が立っていた・・・ユメノの記憶を吸い出して見たのでサトシはこの世界のことは大体知っているのである・・・
「イグノリア・ヒロキス様が俺に何の用だ・・・」
「ほう・・・俺の名前を知っているか・・・もちろん歓迎に来たのだよお前を・・・魔法専門学校の転入生として迎えるために・・・推薦状も持ってるしな」
そうしてサトシは魔法専門学校に転入することが決まったのであった・・・
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「今日は転入生を紹介するぞ!サトシ君だ!森から来た田舎物らしいけどみんな仲良くしてやってくれ!」
「先生田舎ものは余計ですよ、次ぎ言ったら殺すから気をつけてくださいね!」
「すまんすまん、とりあえずみんなサトシ君と仲良くしてやってくれよ!それじゃあ、サトシ君の実力を確かめるために模擬戦をしたいんだけど・・・誰かやってくれるかな?」
「先生!僕がやりますよ!」
そういって手を上げたのはこの学年で最強といわれる男オオガワラ・ガイであった・・・決戦の火蓋が今切って落とされる・・・