プロローグ
「おいっ!これ預かっとけよ!」
ここは主人公である真白サトシが通う学校のとある教室
サトシは無造作にパンツPクロウのキーホルダーを眼鏡をかけた少年児玉マサトへ押し付け言った。
「これは俺の親の形見だからな大切に持っておけよ!昼休みに取りに来るからそれまで絶対に無くすんじゃないぞ!無くしたら500円貰うからな!」
「いや、困るって・・・大切な物なら自分で持っておけばいいじゃん!」
マサトの言葉など聞かずサトシは教室を足早に出て行き廊下で待っていた丹生タケシと合流する
「タケシ、今あいつPクロウ鞄に入れたから盗んどいてくれ。」
「帰りはジュースでも買って帰るかw」
「休み時間が楽しみだぜ!」
そうサトシは最初から帰りにジュースを飲みたいがために友人であるタケシと結託し気の弱いマサトから適当にいちゃもんをつけてジュース代をせびろうとしていたのだった・・・
「タケシ!休み時間になったしマサトのところいこうぜ!」
「あいつ今頃このPクロウいなくて焦ってるだろうなw」
タケシはマサトの目を盗み鞄からPクロウを盗み出しマサトのことをあざ笑っていた。
そしてサトシとタケシはマサトのいる教室へと向かっていくのだった・・・
「おーい!マーサートー!Pクロウ返してくれよー!」
サトシに話しかけられたマサトはついに来てしまったか・・・といった表情で静かに近づいてきた
「ごめん、Pクロウいなくなっちゃったんだ・・・でもどうせサトシ君が隠したんでしょ?」
「おいおい!人の親の形見無くしといて俺に泥棒の疑いまでかけるのかよ!とんだクズだな!無くしたんだったらさっさと金払えよ!」
サトシが自分のことを棚にあげマサトのことを罵倒しているとこれでもかというくらいにタケシもマサトのことを罵倒し始めた
「サトシ君がかわいそうじゃないかーーー!マサト君は最低だなーーーーー!サトシ君がマサト君を信用して親の形見であるPクロウを預けたのに逆切れはおかしいなーーーー!」
「で、でもサトシ君の親は生きてるじゃないか!」
「いいから金払えよ!!」
そう叫ぶとサトシはマサトのことを殴り飛ばしてしまった!マサトの眼鏡は吹き飛びフレームがポキッと折れてしまっていた
「お前、明日までに絶対金持って来いよ。一日遅れるごとに500円追加だからな、明日は1000円だ」
そういい残しサトシはまだ授業がこの後も残っているにもかかわらず一人帰ってしまった・・・
「くっそ・・・明日先生に怒られるなー、この手口はやっぱ穴が多いか・・・今度は手段を変えよう!」
サトシがそう呟いていると前方からすごい勢いでトラックが突っ込んできた。
「っうお!危ない!」
サトシはギリギリ突っ込んできたトラックを思い切り横に飛ぶことでよけることができ安心していたその時・・・
ト ラ ッ ク が 逆 さ ま に な っ て 降 っ て 来 た
なんだこれは明らかに物理法則を無視している!俺はよけたんだ!確かにトラックをよけて走り去るトラックを見送ったんだ!俺は助かったんだ!
そこでサトシは人生を終えた・・・・・・
_______________________
一面ただ何も無い世界、そこでサトシは目を覚ました
「・・・ここは・・・?」
サトシが目を覚まし辺りを見回していると突然大きな光が降り注ぎサトシの前に集まり大きな女性の形となっていった
「な、なんだ!」
「私は【オーファン】あなた方が住んでいる世界とは別の世界【アローリア】という場所であなた方で言う神という存在です」
突然現れた巨大な女は自分のことを別の世界の神だと名乗った。突然のことで動揺したサトシだが何も分からないままただ流されるわけには行かないと質問を投げかけた
「なぁ!俺はどうなったんだ!あのままトラックに押しつぶされて死んだのか!?」
サトシが疑問を投げかけるとオーファンはあの事故の顛末を語り始めた・・・
「ええ、あなたはトラックに押しつぶされ死んでしまいました・・・そしてその原因はワタシノセカイ、アローリアにあるのです」
「そうか・・・俺は死んだのか・・・それでアローリアのせいってどういうことだ?」
「はい、それは__________」
オーファンの話によるとあのトラックが物理法則を無視して逆さまに降って来たのはアローリアで行われた次元転送実験というもので別の世界とを行き来するための実験だそうだ。それの途中で不慮の事故が起こって次元に歪みが地球にも発生し真っ直ぐ走って行ったトラックはその歪みに突っ込んだトラックがたまたま俺のいた場所の真上に発生した歪みから出てきたって事らしい・・・
「で、俺はこれからどうなるんだ?話を聞く限り完全な被害者じゃないか!というか魔法とか次元転送だとかそんなものいきなり信じろって無理だろうが!」
「ですからあなたにはアローリアに転生していただくことにしました。大丈夫です。あなたには特別な能力を授けておきますから」
「そういう話じゃ・・・・!」
そしてサトシが文句を言いかけたとき足元に突如大きな穴が開きサトシはひたすら落ちて行った
「くそ!あいつ!うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」




