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50.成長限界

 



 

「これが今回の金額になります」


 コロナはその提示された査定に満足し、是と認め換金した。



 あれから住民課に行って遠征手続きをし、再び数日間ダンジョンに籠もっていた。

 当然階級ランク【サル】で入れることができるダンジョンなどではなく、未踏破ダンジョン《ローヌギア》である。


 1種類しかでない低層などは極力魔物は無視を決め込み、最短距離上で遭遇し、振り払えないモノのみ始末をした。

 コロナの主な狩り場は――


 種類が豊富な14層

 《ドッグファイター》《ギアヌーブ》《ギャオーン》《コゴォオン》《ゴルタール》


 と『魔樹の枝』を落とす《ウッドゴーレム》が始めて出る15層だ。


 本来ならば『シルク』を落とす《キャッピター》も狙いたいところだったが、ドロップ率が悪い。

 また前回ほどに長く籠もるつもりが無かったので、効率重視にしたためこの階層を選ぶことにした。

 今回は食材も売ってしまうつもりだったので、ドロップ全種類をカードに入る量をカンストさせるつもりも無かったのだ。



 そしてその結果がこれだった。




===========================================


  開拓共同体認定書


名前:コロナ・パディーフィールド

存在強度:72

種族:渡界人とかいじん

職業:探索者サーチャー

階級:D-4ーサル(0/5000)

パラメータ

 攻撃力:63

 肉体強度:78

 魔力:64

 器用:33

 操作:45

 速度:31-41



依頼履歴>


===========================================

備考:訓練費用として貢献ポイントで支払い

   残り330


===========================================

所持金 ¥3,264,332


===========================================




 残金¥18,456からほんの数日しか掛けず、随分稼げたとコロナは思う。

 カードの表記は自己能力ステータスとは違い、合計算出されたパラメータしか表示されない。

 そのためコロナからしたら、間違った情報を相手に伝えられることができるので万々歳であった。


 だが、以前にはなかった備考の表記が気になってはいた。

 前回まではこのような物は書かれておらず、どういう意味なのか確認する必要があったからだ。


 受付嬢カーチャンから聞いたことによると、訓練はお金のない人でも受けられるように金銭を必要とはしないが、完全にただ・・という訳ではないということらしい。

 本来ならば【チキン】で精算しておくべきだったのだが、ギルド側の手違いで今まで処理されていなかったことに気付き慌てて処理したとのこと。

 前回ポイントが増えなかったのはこのためらしいのだが……。


(なんか、あやしいなぁ~)


 コロナは深くツッコミを入れるようなことはしなかった。

 なぜならレイニー達に元締めという存在を伝えられ、これ以上ギルドに睨まれるのを由としなかったためだ。





 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆





 自宅に帰るなり、俺は自己能力ステータスにおいて、あることが気になっていた。


 ――――パラメータの成長限界の数値だ。


 固有能力ユニークスキル解放されし魔力オーバーフロー】の説明からして、自然とあがるパラメータの成長限界があることはわかっていたが、ここに来てとうとうソレが来たのかと感じたのだ。

 前回ダンジョンの途中から一向に上がらないものがあったのだ。

 他の数値はあがっていることからして、停滞しているだけとは考えにくい。





 俺は自己能力ステータスを確認のためにも表示した。


 上がらないパラメータ。それは何かというと、肉体強度と速度の最大値だ。

 『35』おそらくこれが、自然に上昇する限界値なのだろう。

 成長限界を迎えたパラメータはrefinePointを使い強化しないと、これ以上は上昇しないと思っていい。

 逆に成長限界を迎えていないものは、まだまだ頑張るべきだとも言える。


 だがしかし、数値により使うポイント数の増減はどうだろうか?

 今はまだ一度も使っていないため判断の方法がないが、Breakと表示され成長限界がないパラメータは、他の者とは比較にならない値まで強化できるはずだ。

 予め1ポイントで強化できるところまで強化してしまい、あとは自然に上昇するのを待つというのが効果的だろう。


 また、refinePointで強化できる限界値も定められている可能性も無きにしも非ずだ。

 【解放されし魔力オーバーフロー】によると『自然成長限界がなくなる』としか書かれていない。

 RPGゲームでも種族による成長限界というものは割と良く聞く話だ。

 優遇種と思われる渡界人とかいじんでは成長限界値が大きいという可能性もあるが、何とも言い切れない。



 迷ったあげく、俺は全部は使わずに当初の予定通り《肉体強度》、《器用》、《速度》を上げることにした。

 なにせ、命にかかわることだから、攻撃に充填を置くよりも防御重視にするべきだからだ。

「やられる前にやれ」というのは、正直防御を捨て速攻で倒すのではなく、『なるべく攻撃を受けずに、自分が死ぬ前に相手を倒す』という基本戦術だと俺は思っている。

 だから脳筋キャラとは相容れない。もちろん脳筋を否定するつもりはない。俺がそのようになるのがお断りなだけだ。


 《操作》 45 → 100

 《速度》 26-35 → 31-50

 《肉体強度》 35 → 80

 refinePoint:100



 この様にした。

 何故かというときりが良い数字はやっぱり見ていても気持ちが良いからだ。

 refinePointが100残ったのは偶然とだけ言っておく。


 《速度》についてだが、これを強化するとmax値が上昇する。

 そして3につき1minが上昇するみたいだ。


 《肉体強化》は強化したからといって、筋肉モリモリという感じも、より身体が締まったなんてこともなく外見上変化はない。

 感覚的に「あっ、今俺、強くなったな」と感じるだけだった。

 ちょっと期待していただけに残念だ。


 またそれによってHPとSPは倍以上になった。



 《操作》は反射動作と、魔力の操作性を向上させる一番重要なパラメータだが、ただぼーっとしていても実感は一切できない。

 魔法使用時か緊急時にしかはわからないのだろう。


 おそらくだが、ただ強化しただけで実感できそうなのは《攻撃力》と《肉体強化》だけなのだろう。



 パラメータに関することは以上で終わりだ。

 他にもう一つ気になることがあるからな。




 それはスキルの進化だ。

 

 

 

 

 

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