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第44話~長坂橋殿戦、昴の全力~

投稿します。


時間が掛かったわりに中身はかなりのご都合主義です。それでも大丈夫な方は読んでいってください。


それではどうぞ!


雫side


昴様が行かれて幾ばくか経ちました。今のところ後方に敵兵の姿はありませんが・・。


鈴「お兄ちゃん、遅いのだ・・。」


雫「昴様・・。」


鈴「策を仕掛けるって言ってたけど、お兄ちゃんはどうやって曹操達の大軍を足止めする気なのかなー?」


雫「それは・・。」


鈴「鈴々なら1人で曹操なんてぶっ飛ばしてやるのだ!」


雫「鈴々さんならやれそうですわね。」


わたくしには無理でしょうけど・・。


鈴「お兄ちゃんはどうするのかなー?雫お姉ちゃんは分かるー?」


雫「それは・・。」


これを教えてしまったら鈴々さんは・・。


鈴「むぅ、知ってるなら教えてほしいのだ!」


雫「・・先ほど鈴々さんがおっしゃった通りですわ。」


鈴「?、どういうことなのだ?」


雫「昴様はおそらく長坂橋を背にしてお1人で曹操軍を食い止めるつもりなのですわ。」


鈴「!?、そんな・・・お兄ちゃん!」


とっさに反転しようとする鈴々さんの肩を掴んだ。


鈴「放すのだ!鈴々はお兄ちゃんを助けに行くのだ!」


雫「お待ちなさいな。ここで昴様の指示以外の行動を取ってしまえばかえって昴様を困らせてしまいますわ。それに鈴々さんがここを離れてしまったら誰が民を守りますの?」


鈴「でも・・・。」


雫「昴様は聡明なお方ですわ。窮地に陥っているこの状況で決して出来ないことは致しませんわ。責任感がお強いお方ですから多少無茶はしても無理はしません。昴様は必ず合流するとおっしゃいました。ですから昴様を信じて待ちましょう。帰ってきたら文句を言ってさしあげなさい。」


鈴「分かったのだ!う~鈴々を仲間外れにして~・・・。」


どうやら落ち着いたようですわね。昴様。わたくしも鈴々さんと同じ気持ちですわ。とりあえず今は、ご無事とご帰還をお祈りいたしますわ。










※※※※※※※※※※※※※※※※※

※※※※



昴side


ジリッ・・。


長坂橋前に曹操軍の追撃部隊が現れ、宣戦布告を告げてからにらみ合いが続く。今俺は殺気を解放しながら橋前を陣取っている。


昴「どうした、こないのか?このままお見合いでも俺は構わないけどな。」


春「くっ!」


膠着状態が続く。春蘭達も動かない・・いや、動けない。俺が放ってる殺気はそれだけの量だからだ。


昴「どうしたよ?来ないのか?ここまで来て怖じ気づくくらいなら始めから侵攻なんかしてくるなよ・・なぁ!」


さらに殺気を強める。


「うぐ・・。」


「かはっ・・。」


殺気に当てられ、耐えられなくなった。兵士が気絶、もしくは過呼吸を起こし始めた。


秋「!?、兵士は全員距離を取れ!お前達ではこの殺気に耐えられん!」


命令に従い、兵士は後ろへと下がった。今長坂橋周辺にいるのは春蘭、秋蘭、季衣、張遼と俺だけになった。


昴「俺が1人で来た理由の1つは、俺が本気で殺気を放つと敵ばかりか味方をも巻き込んじまうからだ。俺は敵だけに殺気をぶつけるなんて器用な真似はできないからな。」


秋「ちっ!」


再びにらみ合いが始まる。しかしこのにらみ合いは長く続かなかった。この沈黙は・・。


季「あ・・あ・・うわぁぁぁーー!」


季衣によって破られた。季衣は自身の得物である岩打武反魔で俺を狙った。

季衣、俺の殺気に耐えられなくなったか・・。人間ってのは不思議な生き物で、通常は恐怖にかられると逃げ出すか何も出来なくなるんだが、恐怖の中に責任感が加わると、人間はその恐怖に向かってしまう。そこに勇敢も暴走もない。ただ自身の恐怖を振り払うだけの特攻。


秋「季衣、よせ!」


秋蘭は制止をするが季衣には届かない。


季「やぁぁー!」


俺は向かってくる鉄球を半身になって避ける。


季「くっ、まだまだ!」


季衣は鎖を手繰りよせ、鉄球を俺に叩きつける。

俺は左に飛んで避ける。


ドゴォン!


俺がさっきまでいた場所が大きく陥没した。たいした威力だ。


季「くっ、これでー!」


鉄球を一度自分のもとに戻し、再度俺に叩きつける。


昴「すぅ。」


俺は一度息を吸い、村雨に手をかけ、


昴「はぁ!」


ガギン!


俺は村雨で鉄球を弾き飛ばし、すかさず縮地で季衣に飛び込んだ。


季「ぐぅ、もう一度・・・!?、何処に・・。」


昴「ここだ。」


俺は季衣の背後に回り、


トン。


季「あ・・。」


季衣の首筋に手刀を当て、気絶させた。


昴「これで1人。次は誰だ?断っておくが、今の俺は虎牢関での戦いで恋・・呂布と戦った時より強いぞ。来るなら心して来い。」


恋との戦いの折り、もちろん手を抜いていたわけではない。俺は殺気を押し殺して恋と戦った。本気と言っても殺気を押し殺した状態じゃいいところ実力の8割程度が関の山だ。今は殺気を解放してるから10割、つまり全力で戦っている状態だ。


昴「次は春蘭か?それとも秋蘭?張遼か?ま、俺を仕留めたいなら・・全員で来るんだな。そうすれば可能性がわずかにあるかもな。」


秋「くっ!」


遼「この・・。」


秋蘭と張遼が俺の挑発にのり、前に出かけるが、


春「待て!」


秋「姉者?」


遼「何や惇ちゃん?」


春「次は私が行く。」


秋「姉者が?」


遼「あかんで!いかに惇ちゃんでも1人じゃ危険や!」


春「私とて武人。この場で昴を超える。それに、この中で昴の殺気に慣れているのは私だ。ここは私に任せろ。」


秋「姉者・・・分かった。」


遼「分かった。気ぃつけてや。」


春「おう!・・昴!次の相手は私だ、行くぞ!」


春蘭が七星餓狼を抜き、俺に飛び込む。


昴「・・後悔するなよ、はぁ!」


ガギン!


俺の村雨と七星餓狼がぶつかる!

なるほど、俺が華琳の所にいた時より確実に強くなってるな。


ガギン!ガギン!ガギン!


数合に渡り、斬り合いをした。・・・よし、もう修正は出来た。とりあえず前の春蘭と今の春蘭の誤差を修正出来た。


昴「どうした?この程度か?」


春「っ!?、黙れ!」


春蘭は激昂し、真っ直ぐ俺に飛び込む。


ドゴォン!


春蘭の一撃が地に大きく穴を開けた。


昴「へぇー、破壊力“だけ“は一級品だ。」


春「ぐぐぐっ、いつまでも見下したような言葉は吐かせんぞ!」


春蘭はさらに激昂し息をつかせない攻撃を繰り出してきた・・が。


昴「お前のそういうところは相変わらずだな(ボソッ)おいおい、ちゃんと狙ってんのか?」


春「くそっ!くそっ!」


春蘭が俺の言葉を聞き、攻撃がどんどん単調になっていく。増すのは威力ばかりだ。


昴「はぁ・・。やっぱ劉備を選んで正解だったな。お前程度に将を任せる華琳だ。目が節穴の王に先なんてないだろうからな。」


春「!?・・取り消せ・・。」


昴「あぁ?」


春「取り消せ!私の事ならいざ知らず、華琳様の侮辱は許さんぞ!」


昴「事実だろ?気に入らないなら黙らせてみな。」


春「言われるまでもない!すぐに地獄に叩き落としてくれる!うおぉぉぉーー!」


春蘭は怒りで完全に我を忘れ、襲いかかる。


ヒュン!ブォン!ビュン!ブン!


俺は春蘭の攻撃避け続ける。威力も速さもあるが単調過ぎて避けやすいことこの上ない。


昴「誇りを汚され、増すのは力ばかりか。これ以上何もないなら・・。」


パシッ!


春蘭の手首を掴み取る。


昴「これで終わりだ。」


俺は春蘭の腹に蹴りを入れる。


春「がはっ!」


春蘭が後方に弾かれた。すぐさま体勢を立て直すが・・。


春「ぐっ・・。まだ・・まだ・・っ!?」


春蘭が自分の背後に回りこみ、村雨振り上げた俺の存在に気付く。


昴「春蘭、これも戦の習いだ。」


春「あ・・。」


俺は振り上げた村雨を・・・










春蘭に振り下ろした。








※※※※※※※※※※※※※※※※※

※※※※



張遼side


ドゴォン!


昴が長剣を惇ちゃんに叩きつけた。


遼「惇ちゃん!」


昴の長剣からは血が滴り落ちていく。惇ちゃんは血まみれでピクリとも動かん。


遼「昴は・・・惇ちゃんを・・殺ったんか?」


ウチはその事実を頭で理解出来んかった。


秋「姉者・・?」


妙ちゃんが惇ちゃんを呆然と見つめている。


昴「これで2人目。」


秋「姉者・・姉者・・姉者ーー!」


妙ちゃんが叫ぶ。


昴「・・・。」


秋「昴!よくも、よくも姉者を!」


妙ちゃんが矢を3本つがえ、昴に打ち出す。昴はその内の1本避け、残りの2本長剣で弾く。


秋「このぉ!」


妙が再度矢をつがえ、放つ。昴はそれを弾き、秋蘭との距離を詰める。次々放たれる矢を弾き、避けつづけ、どんどん距離を詰めていく。妙ちゃんと昴との距離が5、6歩ほどのところで3本の矢を放った。

あの距離であの数は避けられん!直撃を確信したが昴はその矢を片手の指の間に挟みこんだ。


秋「っ!?」


遼「なっ!?」


あの距離で矢を片手で掴んだんか?

昴は長剣を放り投げると昴の右手が光始めた。


昴「旋氣掌。」


昴は光った右手を妙ちゃんに叩き込んだ。


秋「がはっ!」


妙ちゃんが後方に大きく弾かれた。


秋「く・・そ・・。」


昴「体に氣をぶちこんだ。しばらくはまともに体を動かせないだろ・・。」


昴は先ほど放った長剣を掴み、ウチに振り返った。


昴「さて・・張遼、君で最後だ。」


遼「くっ!」


あかん!どないする!?このままじゃ・・。しゃーない、こうなったら・・。


昴「全隊で突撃、か?」


遼「っ!?」


読まれとる!?突撃はあかん!ここは・・。


昴「一度華琳と合流して再度追撃、か?」


遼「っ!?」


なんでや・・。なんで昴は・・。


昴「自分の考えてることが分かるんだ?」


遼「っ!?・・なんやねん・・昴、あんたは妖術使いなんか?」


昴「さて、どうだろうな?」


どうする!?人の心を読める人間相手にどうすれば・・。


昴「考え事は結構だが、相手から氣を反らすのはよくないな・・。」


遼「っ!?」


気が付くと昴はウチの頬を触れていた。


遼「くっ!」


ウチは自分の得物で昴を振り払った。しかし昴をとらえることは出来んかった。


遼「!?、何処や・・。」


昴を見失った!一体何処に・・。


トン。


突如背中に何かが当たった。


遼「っ!?」


すぐさま前方に飛び、振り返った。昴は手刀を構えて立っていた。


昴「もし俺がその気だったらお前は死んでたな。」


あかん・・。ウチは・・・殺られてまう。ウチの神速なんて目やない・・。速さも、実力も何もかも違いすぎる・・。

ウチが死を覚悟したその時、


?「そこまでよ!」


とても力強く、凛とした声が響いた。


昴「わりと早かったな・・・華琳。」


そこには孟ちゃんがいた。










※※※※※※※※※※※※※※※※※

※※※※



華琳side


先陣の春蘭から昴が殿に来ているという報を受け、嫌な予感がしたから急ぎ彭城を制圧し、本隊を長坂橋に急がせた。到着すると、倒れている季衣。起きあがろうとする秋蘭。顔を蒼くしている霞。そして、


華「っ!?」


血まみれで倒れている春蘭の姿があった。


琉「春蘭様!秋蘭様!季衣!」


琉流が3人に駆け寄る。


華「昴。あなた春蘭を殺したの?」


昴「・・だとしたら?」


華「私はあなたを・・・あなた達を許せなくなるわ。」


私はありったけの殺気と覇気を昴にぶつけた。


昴「・・・。」


華「・・・。」


私と昴がにらみ合う。


昴「ふぅ。俺の役目は殿だ。足止め以上のことはしないさ。」


どういうこと?


琉「華琳様!」


華「どうしたの、琉流!?」


琉「春蘭様ですが、これ、血ではなく、赤い染料です。」


華「染料?」


昴「あれは血じゃなくて赤染料だ。」


遼「どういうことや?アンタは確かに惇ちゃんに長剣を振り下ろしたやないか?」


昴「振り下ろしはしたけど、当ててはいない。当たる直前に逆の手で手刀を落として気絶させただけだ。多分秋蘭の方が重傷だぜ?」


秋「姉者・・。」


ようやく回復した秋蘭が春蘭に駆け寄る。


春「う・・秋蘭?」


秋「!?・・姉者ー!」


春「うおっ!秋蘭!?」


秋「良かった・・良かった・・。」


秋蘭が涙を流し、春蘭を抱きしめる。

良かった・・。無事だったのね。


遼「何でそないな悪趣味な真似を?」


昴「秋蘭の判断力を奪うためだ。」


遼「?、どういうことや?」


昴「俺にとって1番やられて困ることは全兵全将による突撃だ。それをやられるとさすがに突破されちまうからな。秋蘭なら個別の一騎討ちの危険性をすぐに理解できる。だからまず殺気を放って季衣を怯えさせて前に引っ張り出して、次に春蘭を挑発して殺したと見せかけたんだ。目の前で春蘭が死ねば冷静さを保てないだろうからな。」


遼「なるほど・・ほなら昴は人の心がホント読めるんか?」


昴「読めるわけないだろ。あの状況じゃ突撃か撤退しか選択肢しかない。後は表情を見れば何を考えてるかはだいたい分かるよ・・・さてと。」


昴が私に振り返る。


昴「華琳と本隊が到着したようだが、どうする?まだ劉備を追撃するか?」


華「する。と言ったら?」


昴「それじゃあしょうがない。橋を落として後は可能な限り道連れにするだけだ。」


華「そう・・。」


本気ね。


華「いいわ。私達は徐州を手に入れたことでよしとするわ。これ以上は望まないわ。」


昴「いいのか?」


華「ここであなたを討ち取ることができてもその代償が大きすぎるわ。今は見逃すわ。」


昴「そうか・・なら、お言葉に甘えさせてもらうよ。」


華「一応聞くけど、昴、あなた私のところに来るつもりはない?」


昴「・・悪いな。俺の理想は華琳のもとでは叶わない。」


華「あなたは今でも皆が笑って暮らせるようにするなんて理想を追っているの?」


昴「ああ。」


華「あなたほどの人間がそれが不可能であることに気付かないとは思えないのだけれど?」


昴「分かっているさ。俺だって、それが完全な形で叶うとは思わない。それでも俺は少しでもこの理想近づけるために劉備とこの乱世を歩むつもりだ。」


華「甘いわね。劉備も、そしてあなたも。」


昴「よく言われるよ。それでも信じたいんだ。想い続け、願い続け、努力し続ければいつかそれは叶うって。」


華「そう・・私には理解できないわ。」


昴「だろうな。ま、いいさ。」


昴・・。あなたはやはり私とは相容れないのかしら・・。


春「昴ー!死ねー!」


昴「うおっ!」


ブォン!


春蘭が昴に斬りかかった。


春「貴様、よくも華琳様を侮辱したな!その罪万死に・・。」


華「やめなさい、春蘭!」


春「か、華琳!?し、しかし・・。」


華「春蘭、私の言うことが聞けないのかしら?」


春「う・・分かりました・・(キッ!)」


春蘭が昴を睨み付ける。昴は何を言ったのかしら?だいたい検討はつくけれど。


昴「春蘭、さっき言ったのは本心じゃない。君を怒らせるための嘘だ。」


春「えっ?・・そうなのか?」


昴「当たり前だろ?華琳みたいな優秀な王の目が節穴なわけがないだろ。」


春「そうか!華琳様は偉大なお方だからな!」


昴「まあな・・・ところで、春蘭、左目どうしたんだ?」


春「う・・袁紹の戦いで流れ矢に・・あまり見ないでくれ。」


春蘭が昴から顔背ける。


昴「災難だったな。でもな左目を失ったって何も変わらない。春蘭の魅力は失わないよ。」


春「・・嫌いになったりしないか?気味悪がったりしないか?」


昴「なるわけないだろ?」


昴が春蘭の頭を撫でる。


春「//・・良かった・・。」


春蘭、良かったわね。


季「兄ちゃん?」


昴「目が覚めたか、季衣。」


季「・・良かった、ボクの知ってる兄ちゃんだ。」


昴「怖がらせて悪かったな。」


季衣の頭を撫でる。


季「えへへー//」


昴「それじゃ、俺は劉備のところに戻らせてもらうよ。」


昴が長坂橋に向かう。


華「昴。」


昴「ん?」


華「私はいずれあなたを手に入れるわ。覚悟しておくことね。」


昴「ああ。覚悟しておくよ・・・それじゃ俺からも・・春蘭。」


春「おう!?」


昴「いちいち相手の言葉を鵜呑みにして安い挑発にのるな。お前がただの武人か一兵士ならいいがお前は将だ。お前の死は華琳の死に繋がることだってあり得るんだ。戦場じゃ頭を少し冷やせ。」


春「ああ。分かった。」


昴「次に秋蘭。」


秋「何だ?」


昴「一矢一殺はさすがだがそれにこだわりすぎだ。矢に限りがあるから無駄打ちしたくないのは分かるが、狙い的確に急所ばかりくるから慣れれば目を瞑ってたって避けられる。もっと駆け引きを覚えろ。」


秋「肝に命じておこう。」


昴「張遼。」


遼「何や?」


昴「君は窮地に立たされた時の決断力が一歩遅い。だから簡単に先手を取られる。もう少し即決力を磨け。」


遼「・・分かった。忠告ありがとうな。」


昴「季衣は経験不足だな。戦場をもう少し経験すればまだまだ伸びるだろ。」


季「分かったよ、兄ちゃん!」


華「敵に助言なんて余裕ね。自分の首を絞めることになるわよ?」


昴「そしたら俺達はもっと強くなるまでさ・・・それじゃまたな。」


昴は長坂橋を渡っていった。


季「兄ちゃん・・行っちゃった。」


華「今は昴を劉備に預けるわ。いずれどうどうと昴を手に入れましょう。皆、ここより撤退するわよ!急ぎ、準備しなさい!」


皆「御意!」


昴、また会いましょう。私の覇道、あなたの王道、どちらが優れているかじきに分からせてあげるわ。


長坂橋の戦いは終結し、第一の困難は退けられた。










続く




どうだったでしょうか?展開的に少しあり得ないかなって少し反省してます(^_^;)

しかし悔いはない!


感想、アドバイスお待ちしています。


それではまた!

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